
赤くなり痛いうえに大きくて目立つ。
しかも治りにくいから、毎日毎日気になって仕方がない。
あなたは今、鼻ニキビに悩んでいませんか?
鼻ニキビは他のニキビとは違って、痛みや赤みを伴いやすいニキビで、しこりのようにこもったようなニキビが出来たり、膿をもった巨大なニキビになったりします。
しかも鼻ニキビはできる場所も様々。
鼻の筋の真ん中や鼻筋の付け根、鼻の入り口や中。鼻の脇や鼻の下など……。
顔の中心にある鼻にニキビができるので、とても目立ってしまいます。
この厄介な鼻ニキビのせいで嫌な思いしたり、恥ずかしい思いをしたことがある人も多いでしょう。
- 「鼻ニキビのことで友達からいじられる」
- 「鼻の下にできて、遠目から見ると鼻くそみたいに見える」
- 「小さかった鼻ニキビをつぶしたせいで、より大きくなりピノキオみたいになった」
- 「せっかく彼氏ができたのに、こんな肌を見られたくない」
- 「明日記念撮影なのに、こんな顔で映らないといけないの?」
このような思いをしないためにも、鼻ニキビを早く確実に治したいものです。
しかし、実際鼻ニキビは他のニキビよりも治りにくく、中々改善することができません。
なぜなら他のニキビとは出来る原因が異なり、それに合わせた対処方法も違ってくるからです。
今回は8年悩んだニキビを1年半で治した私が鼻ニキビを今すぐどうにかする方法と根本的に治す方法について解説していきます。
鼻ニキビは時間がたつほど治りにくくなり、ニキビ跡ができやすくなるので、症状を悪化させないためにも是非ご覧くださいね。
鼻ニキビに悩んでいる人はかなり多い
真っ赤に腫れ上がるだけでなく、痛みもある厄介な鼻ニキビですが、鼻ニキビができることは珍しいことなのでしょうか。
クラスメイトや同僚、友人たちには鼻にニキビができてる人が少なく、「なんで自分だけ鼻ニキビができるの?」と思った方もいるかもしれません。
鼻ニキビに悩んでいる人はどのくらいいるのか、軽く見てましょう。
鼻の下にニキビ予備軍が潜みこんだ。
押すと痛い— とまてぃーな。 (@tomatiiina__) 2018年8月7日
鼻に何かできました・・・ニキビじゃないみたいです。。腫れてます(´;ω;`) pic.twitter.com/sZFfx5ed8e
— ホの黒 (@cengenasamo) 2018年8月8日
鼻にとても大きいニキビ出来たんだけど痛いんだけど絶対化粧で隠れないしどうしようマスクして行こうか←
— セン汰 (@__senta_) 2018年8月7日
鼻ニキビってどーしたら治るん
いつも思うんだけど
鼻くそに見えるの嫌なんだけど— 石 川 実 伶 (◎) (@30_____________) 2018年8月7日
鼻の下にニキビできたんや。つらすぎ。
— 死んだ目のゆた(まろ)@体調ヤンキー (@yuta233915) 2018年8月7日
鼻にニキビがほんとに嫌だ
治りにくいんだよなぁ— SORA【そら】@NEXT▶︎4thLIVE in東京ドゥーム (@soraLive_2525) 2018年8月7日
鼻ニキビに悩んでいる人はかなりいますね。
多くの人が鼻ニキビに関して「痛い」「治りにくい」という不満を持っています。
女性の方で多い不満が「コンシーラーで隠しにくい」というものです。
鼻ニキビ以外のニキビの場合だとコンシーラーを使えば簡単に隠せるものですが、鼻ニキビの場合はそうはいきません。
なぜなら、鼻の真ん中やてっぺんにあったり、鼻の横やくぼみにあったりと、コンシーラーやファンデーションが塗りにくい場所にできるからです。
そんな一度できると非常に厄介な鼻ニキビを改善・予防するためには鼻ニキビができる原因を知る必要があります。
自分に当てはまる原因がないか確認しながら見て行ってください。
鼻ニキビができる原因
「鼻ニキビをとにかく早く治したい」
そう思っている方も多いと思いますが、鼻ニキビを治すためには鼻ニキビができる”原因”を知らなければなりません。
原因が分からなければ、問題を解決することはできませんよね。
鼻ニキビに限らず、そもそもニキビはどうしてできるのでしょうか。
健康的な毛穴はこのような状態になっています。
毛穴の出口が開いている状態ですね。
この毛穴の出口の角質が厚くなってくると、毛穴をふさいでしまいます。
毛穴の出口がふさがれた状態になると毛穴のなかで皮脂がつまり、毛穴の出口は膨らみはじめるのです。
白ニキビともいわれる状態です。
その後、アクネ菌が増殖してニキビになってしまいます。
初期段階である毛穴の出口がふさがる原因はホルモンバランスの乱れや免疫力低下によるものが大きいと言われています。
ホルモンバランスの乱れや免疫力低下には、不規則な生活やストレス、栄養バランスが偏った食事や睡眠不足など……。
日常生活のあらゆることが密接に関わっているのです。
ニキビ自体ができる原因について解説してきましたので、次は鼻ニキビができる原因を見ていきましょう。
鼻ニキビができる原因:鼻は皮脂の分泌が多いから
鼻は顔のなかでも特に皮脂の分泌量が多い場所です。
あなたも経験があるかもしれませんが、鼻を触ったときと頬やおでこを触った時では皮脂の量が違うと思います。
あぶらとり紙などを使ってみるとよく分かるかもしれません。
皮脂の過剰分泌はニキビの発生につながります。
中学生や高校生などの時期、いわゆる思春期の時はホルモンバランスが不安定になるので、ニキビも発生しやすくなるのです。
ホルモンバランスの乱れは皮脂の過剰分泌につながりやすいですからね。
思春期を過ぎてからのニキビ、いわゆる大人ニキビの場合は少し事情が異なってきます。
若いころと比べてホルモンバランスも落ち着き、皮脂の分泌もあまり過剰に行われることはありません。
しかし、睡眠不足や偏った食事、ストレスや運動不足といった生活習慣の乱れがニキビの発生につながりやすくなるのです。
鼻ニキビができる原因:ホルモンバランスの乱れの影響を受けやすいから
先に書いた「鼻ニキビができる原因:鼻は皮脂の分泌が多いから」と内容が少しかぶってしまいますが、女性に鼻ニキビができやすいのはホルモンバランスの乱れが大きく関係しています。
なぜなら女性特有の生理は肌と密接な関係にあるからです。
生理前に分泌されるホルモンに「黄体ホルモン」というものがあります。
女性なら知っている方がほとんどだと思いますが、この黄体ホルモンには皮脂の分泌量を増やす特徴があるのです。
皮脂の分泌量が増えればニキビが発生する可能性が高まりやすくなりますし、肌全体の調子が悪くなるので肌トラブルも増加します。
大人になるとこれに加えてストレスや不規則な生活といった不安要素も増加。
それにより生理前の肌の不調やストレスがより一層ひどくなってしまうのです。
このようにホルモンバランスの乱れによるニキビの発生を助長しないためにも、生活習慣を規則正しいものにすることはとても大切だと言えます。
今すぐに鼻ニキビを治したい気持ちは分かりますが、「ニキビを治す」ということはそんなに簡単なことではないのです。
しかし、そうは言ってもいられないときが人生には幾度となくあります。
- 「明日写真撮影があるのに、この鼻ニキビが一生残ってしまうのは嫌」
- 「鼻ニキビが気になって、好きな人と会話ができない」
- 「友達に鼻ニキビをいじられるので今すぐ治したい」
このように鼻ニキビのせいで毎日の生活に支障が出ることも……
先程も書いた通り、ニキビを「一日で治す」というのは簡単なことではありませんが、状況を少し楽にすることは十分可能です。
今ある鼻ニキビをすぐに改善する方法
「とにかく今すぐにこの鼻ニキビをどうにかしたい」
鼻ニキビが目立つ上に赤く大きくなるので、精神的にも肉体的にもかなり疲労します。
「ニキビを一日で治したい」
ニキビができたら常に頭に浮かぶことなのですが、8年間ニキビに悩み続けてきた私の経験ではニキビが一日で治ることはありませんでした。
最短でも3日はかかったと思います。
そうは分かっていても鼻ニキビをすぐにどうにかしたい気持ちは収まらないのものですよね。
確かに鼻ニキビを一日で治すことは難しくても、数日間で目立たない状態にすることは可能なことです。
これから簡単には治らないニキビを出来るだけ短い期間で改善する方法について解説していきますよ。
皮膚科を受診する
ニキビも医学的には病気の一種なので、皮膚科を受診することがニキビを治すうえで大きな一歩となるでしょう。
私自身8年間もニキビに悩まされ、ニキビを改善していく中で身につけた知識や経験、試してきた化粧品や洗顔の情報をこのブログで紹介しています。
それ故にニキビが実際にできた人の気持ちや笑われたり恥をかいた辛い経験、ニキビに効く化粧品のことなど他の人よりは断然理解できるし、経験も持ち合わせているのですが、病院の先生には到底及びません。
豊富な医学的知識があり、医療行為を行えるのは医師免許を持った先生だけですから。
「ニキビを早く治したい」
その願望をかなえるなら、皮膚科を受診するのが一番です。
ただ私はこれまで6軒以上の皮膚科を受診したのですが、運悪く症状が改善しなかったんですけどね。
今言うべきことではないかもしれませんが、皮膚科を受診して症状が改善する人がいれば、改善しない人も確かにいるということです。
ただニキビのことを相談するなら皮膚科の先生が一番適任なのは間違いないことなので、一日でも早くニキビを治したい人は皮膚科を受診してみましょう。
またニキビと間違えやすい面疔(めんちょう)という細菌感染症があります。
ニキビと同じように赤く膨れ上がるのですが、ニキビよりも固いしこりのように盛り上がることが多いです。
数日間経っても晴れがおさまらなかったりした場合は面疔の可能性もあるので、皮膚科を受診しましょう。
医薬品を使用する
病院に行く時間がなかったり、病院に行くのが恥ずかしかったり、様々な理由で病院に行けないことがあると思います。
そういう時は薬局などで販売されている医薬品を使ってみるのもいいかもしれません。
私もニキビができていたときに使っていたことがある医薬品です。
医薬品と言っても、第2類医薬品なので使用方法を守れば安全に使えます。
使用上の注意などが気になる方は商品ページをご覧ください。
このペアアクネクリームは初期段階の白ニキビや赤く炎症を起こした赤ニキビなどをしずめ、ニキビをもとから治療することができる医薬品です。
私の実感では効き目も悪くありませんでしたし、塗りやすかったので厄介なニキビに使ったりしていました。
効き目もいいのですが、特筆すべき点は透明になるクリームということです。
この透明になるクリームというのがかなり良くて、出かける前や外出中にも気兼ねなく使えます。
もちろん、べちょべちょに塗ったら他の人からも分かりますよ(笑)。
クリーム自体もべたつきませんし、クリームを塗った上から化粧をしても問題ないでしょう。
ただペアアクネクリームWを塗ったからといって、確実にニキビが治るというわけではありません。
ですので、ペアアクネクリームWの効果を最大限に発揮できるよう睡眠や食事にも気をつかいましょう。
化粧で隠す
- 「病院に行っても治らない」
- 「少しずつ治ってきたけど、まだニキビの部分が茶色で目立つ」
- 「ニキビ跡の色素沈着がまだ無くなりそうにない」
こう言った場合の対処方法はコンシーラーやファンデーションなどを使って隠すのがいいでしょう。
伴倉庫を使うという手もありますが、絆創膏を使えるのは周りの環境・状況が良いときだけだと私は思っています。
例えば周りの人の性別だったり、ニキビであることをからかわれない人間関係だったり、絆創膏を張っていても問題ない環境・状況かどうかということです。
コンシーラーやファンデーションなどを使い、メイクによってニキビを隠す場合は過度に塗り付けないほうが無難。
ニキビを隠したい気持ちも大いに理解できるのですが、コンシーラーやファンデーションはニキビに負担を与えてしまいます。
特に注意なのがクリームタイプのファンデーション。
クリームタイプのファンデーションは粉タイプに比べてカバー力は優れているのですが、その分油分が多く含まれます。
そのためクリームタイプのファンデーションを使いすぎるとさらにニキビが悪化することがあるのです。
とは言ってもうっすらニキビが見えるのも嫌に思うでしょう。
やはりニキビを他の人に見られるのは辛いですからね。炎症を起こし真っ赤に晴れ上がったニキビなんてなおさら。
そういったときは必ず化粧落としをやるうえで、クリームタイプのファンデーションを使ってもいいでしょう。
またどうしても隠したい部分のニキビだけコンシーラーを使い、その上からファンデーションを使うという手もあります。
こちらのほうが負担をより軽減することができるのでおすすめです。
鼻ニキビを化粧で隠す際は場所によっては塗りこぼしも起こりやすいので注意しましょう。
またメイクに慣れている女性ならニキビを隠すのもあまり問題なく行えると思うのですが、問題は男性の場合です。
結論から言うと、男性がニキビを隠すためにファンデーションなどを使うことは何ら問題ないと思います。
私自身どうしてもニキビを隠したいときは使っていましたし、まわりにもそういう男性は結構いますしね。
「男が化粧なんて……」
そう思うかもしれませんが、ファンデーションなどを使っている男性は意外といますし、清潔感を得るために使っているビジネスマンもいます。
ただ問題はファンデーションなどを持っていない人がほとんどということ。
ファンデーションをはじめてつかう人の場合、どれを選んでいいのかさっぱり分からないと思います。
もしかしたら「ファンデーションって何?」といった感じの人もいるかもしれません。
しかし、それは仕方のないことなので、気にすることはないです。
私が実際に使っていたコンシーラーとファンデーションを挙げました。
メンズアクネバリアのコンシーラーはスティック型なので持ち運びも楽ですし、カバー力も結構あります。
色は暗い順から「スポーティ」「ナチュラル」「ライト」の三色があるので、自分の肌色にあったものを選ぶことができます。
使い方はとても簡単。
どうしても隠したいニキビの部分に塗って、後は塗ったところと塗っていないところを手でなじませるだけ。
メンズアクネバリアのコンシーラーはニキビ肌のことを考えて作れているので、他のコンシーラーにはない特長があります。
それは殺菌成分としてイソプロピルメチルフェノール、抗炎症成分としてグリチルレチン酸ステアリルが配合されているなど、コンシーラー自体に薬用成分が配合されているのです。
敏感肌のことも考えて無香料・無色素・ノンパラベン・無鉱物油。
本当にニキビのことを考えて作られたコンシーラーとなっています。
もう一方のパウダーファンデーションはニキビが気になる部分に軽く当てていくだけでOK。
男性が使っても化粧感があまり出ないので、使いやすいファンデーションだと思います。
女性の方は日ごろ使っている化粧品を使っていただいて結構なのですが、今紹介したコンシーラーやファンデーションは女性の方にもおすすめ。
このブログの運営をサポートしてくれている女性の方がいるのですが、その方もこのコンシーラーを使っていたことがあるそうで、「スティック型で塗りやすいし、色もライトを選べば自分の肌の色に合いやすいと思う」と言っておりました。
これまでコンシーラーとファンデーションについてご紹介していきましたが、コンシーラーやファンデーションになるべく頼りすぎないようにしてください。
これらの過度な使用は肌に負担をかけます。
使えばニキビを隠すことはできますが、使用はほどほどにしましょう。
鼻ニキビを根本的に治す方法
「今ある鼻ニキビをすぐに改善する方法」にて「一日で治す」ということは難しいけれど、鼻ニキビを数日で気にならないようにする方法についてご紹介しました。
先に書いた方法で鼻ニキビが数日で改善する方もいれば、何にも変化がない方もいるかもしれません。
私自身8年間ニキビに悩んできたので、いろいろ間違った方法でスキンケアをしていた過去もあります。
ですが、自分に合った方法に出会ったことでニキビが改善したりと紆余曲折を経て、今ではニキビに悩まされることはありません。
その経験から分かったことがあり、ニキビケアで一番大切なのはニキビができない体を作ること。
すなわち予防なのです。
「なに当たり前のことを言っているの?」と言われるかもしれません。
しかし、ニキビは一度できてしまうと元通りになるまでに長い長い時間を要するので、作らないことこそが一番大切なのです。
私が8年間悩み続けたニキビを治した方法をこれからご紹介していきます。
これらはニキビを治す方法というよりはニキビを作らない方法と言ったほうが良いかもしれません。
しかし、新しいニキビを作らず、今あるニキビを確実に治していくことがニキビのない素肌にたどり着く唯一の方法なのです。
ニキビを治すうえで睡眠不足は絶対にNG
ニキビを治す・作らないうえで睡眠は最重要項目です。
私たち人間が寝ている間に肌ではどのようなことが起きていると思いますか?
肌や内臓にも言えることなのですが、睡眠時に分泌される成長ホルモンの働きによって細胞分裂が起こっているのです。
この細胞分裂は肌や内臓を含めた体全体の修復を行っています。
身体の修復は血液を通して行われ、日中は脳に血液が集中して肌に栄養が届きにくいのですが、睡眠時は血液が体全体に回るようになるので、肌へもしっかり栄養が届くのです。
夜更かしをしたときに、肌の調子や頭痛などが起きるのは体の修復がしっかり行われていない証拠と言えます。
身体にとって十分な睡眠が大切ということは十分理解していただいたと思いますが、もう一つ押さえておきたいのがターンオーバーです。
あなたもテレビや雑誌、ブログなどで見たり聞いたことがあるでしょう。
古い細胞から新しい細胞に入れ替わるサイクルをターンオーバーと言い、周期は大体約28日。
肌の奥で作られた新しい肌細胞が時間をかけて上に押し上げられていき、古い肌細胞は垢となってはがれ落ちていく仕組みとなっています。
このような仕組みになっているから、ニキビ跡が治ったり、傷が治ったりするのです。
ニキビやニキビ跡を治すためにはこのターンオーバーのサイクルを正常に保つことが欠かせません。
なぜならターンオーバーのサイクルが遅くなってしまうと、古い角質が肌に残ることで毛穴のつまりが誘発されたり、ニキビやニキビ跡が治りにくくなるなど、結果的に色素沈着がとれにくくなるのです。
簡単に言うならばニキビやニキビ跡の治りが悪くなると、肌に赤みや茶色、黒色など色素沈着がどんどんたまっていくイメージになります。
ニキビ跡による色素沈着がとれない限り、いつまでたってもきれいな素肌になることはできないでしょう。
ニキビを確実に治すためにも睡眠が大切なのは分かっていただけたと思いますが、ただ寝れば良いというわけではありません。
睡眠は質や睡眠時間、就寝時間が大切なのです。
あなたは「ゴールデンタイム」という言葉を聞いたことがありませんか?
テレビや雑誌などでもよく耳にする言葉だと思います。
ゴールデンタイムとは質の良い睡眠ができる22時から2時までの時間帯のこと。
このゴールデンタイムは「眠りはじめてから2時間~3時間の間で成長ホルモンが盛んに分泌される」ということと「成人は睡眠時間を最低でも6時間とるべき」という考えを基づいた時間帯となっております。
最近では睡眠の質が成長ホルモンの分泌量に影響するという説が有力ですね。
つまり睡眠の質が良ければ、22時から2時の間に寝る必要はないということです。
ただニキビができやすい人に関しては、早めに就寝したほうがいいと私は思っています。
遅くても午前0時までには絶対に寝たほうが良いです。
私自身、自分の体を使って検証したことがあり、午前0時以降に寝た場合と午前0時以前に寝た場合で肌の調子を比べてみたことがあります。
検証期間はそれぞれ二カ月ほどでしたが、その差は実に明らか。
午前0時以前に就寝した場合は午前0時以降に就寝した場合に比べて、出来たニキビの数が少なく、ニキビやニキビ跡の改善スピードが良かったのです。
ニキビができやすい体質の人で、夜更かしをしたことがある人なら経験があるかと思いますが、夜更かしをすると朝起きたときに皮脂の量がかなり増えます。
夜更かしをせずに寝たときも多少はベタベタしているものなのですが、夜更かしをしたときはより一層顔がベタベタな状態になるのです。
睡眠時間が短かったり、就寝時間が短くなったりすると、男性ホルモンが増えて皮脂の過剰分泌を招きます。
睡眠中に皮脂が過剰分泌されるのは防ぎたいところで、汗や皮脂が顔に長時間とどまっていると雑菌が繁殖したり、皮脂が酸化して過酸化脂質が作られたりする恐れがあるのです。
これらは肌に刺激を与えることがあるので、睡眠中に限ったことではありませんが、皮脂の過剰分泌は避けなければなりません。
夜更かしをして発生するデメリットは他にもあり、皮脂の過剰分泌が原因で、発生するニキビの質にも影響します。
朝起きたらニキビができていたことがある人は結構いるでしょう。
しかし、夜更かしをして出来るニキビは普通のニキビとは違い、膿を持ったような硬くて大きい晴れ上がったものが多いです。
このようなニキビは一度できてしまうと本当に大変。
ふくらみを治すだけで一カ月以上かかることもあるし、ニキビ跡に関していえば3カ月以上かかることも。
睡眠不足や偏った食生活などが続いていれば、もっと月日がかかります。
以上のように就寝時間はニキビと深い関係があるのですが、就寝時間を一定にすることも大切です。
毎日就寝する時間が異なるのは体内時計を乱す原因となり、体内時計の乱れは成長ホルモンの分泌にも悪影響をもたらします。
睡眠によって分泌される成長ホルモンを増やし、ターンオーバーのサイクルを正常にする。
そのためには遅くても午前0時以前には就寝し、就寝時間を毎日決まった時間にすることです。
社会人の方や勉強で忙しい学生には難しいことではありますが、睡眠が肌に与える影響はとても大きいので、できるところから始めてみましょう。
炭水化物や脂質中心の食生活を控える
食生活の乱れはニキビを治すうえで絶対に改善しないといけない習慣の一つです。
睡眠もかなり大事ですが、「食生活を変えただけでニキビが治った」という人も結構います。
「たかが食事でしょ」と食事を軽視しているならば、あなたのニキビが治ることはないでしょう。
厳しいことを言うようですが、決して馬鹿にしているわけではありません。
本当にニキビが治ってほしいから言っているのです。
ニキビ予防やニキビ治療をするうえで大切なのは、炭水化物や脂質中心の食生活を変えることです。
厳密にいえば糖質と脂質になりますね。
糖質が多く含まれる食事はパンやご飯、そうめんやラーメンなどの食事。
またチョコレートやスナック菓子、アイスクリームやカップラーメンなど……。
基本的に安い価格で購入できるので、日ごろから食べてしまいがちです。
脂質が多く含まれるのはパンなどに含まれるマーガリンやショートニング。
スーパーで売られている惣菜の揚げ物や自分で作る唐揚げやとんかつなど……。
脂質は脂っこいものを中心に多く含まれています。
私たちの周りには色々な食べ物がありますが、意識してみると炭水化物や脂質が多い食事ばかりです。
炭水化物や脂質は私たちの体のエネルギーになる原料なので、健康的な日常生活を送るためにも必要不可欠。
しかし、必要以上のカロリーや糖質を摂取しても余分な分は脂肪として蓄えられてあり、糖質に関しては体内のたんぱく質と結びつき、老化につながるAGEsを生成します。
炭水化物や脂質を過剰に摂取するデメリットはそれだけではありません。
後ほど詳しく説明しますが、高脂質の食事を続けていると悪玉コレステロールが増加し、食物繊維も足りないので腸内環境が悪化。
悪玉菌と善玉菌の均衡が崩れ、腐敗物質やガスが大量発生するなど、人体にも悪影響が出ます。
このように炭水化物や脂質ばかりとる食生活はニキビをはじめ体全体に悪影響をもたらすのです。
そうならないためにも糖質や脂質を極端に制限した食事をとるべきかというと、そういうわけではありません。
ニキビをはじめ体に悪影響が出るのはあくまで、必要以上に摂取した場合。
炭水化物や脂質だけでなく、ニキビに効果的なビタミン類・食物繊維が豊富に含まれる緑黄色野菜や肌細胞の生成に必要なたんぱく質を多く含む肉類など。
色々な栄養素をバランスよくとることが大切なのです。
糖質や脂質を極端に制限した野菜中心の食事をすればいいというわけでもありません。
栄養素は単独で作用するものでもないので、やみくもに野菜ばかり食べても意味がないのです。
私も8年以上悩んだニキビを治すために食生活の改善を行いました。
それまではご飯やパン、ラーメンやパスタなど糖質が多い食事を中心に自分が好きな揚げ物をおかずにするなど、栄養バランスが悪い食事ばかり食べていましたね。
しかし、今ではご飯は茶碗一杯に脂質は少々。
ビタミンAが豊富に含まれる人参やビタミンCが豊富に含まれるブロッコリーやホウレン草、キャベツやレタスにもやし。
たんぱく質を摂るために肉や魚など。
ニキビ予防に必要なビタミン類や食物繊維、たんぱく質を中心とした食事をとっています。
食事を食べる順番も野菜から食べ始め、意識的に咀嚼回数を増やすように。
そうすれば脂質・糖質の吸収を抑えることができますし、血糖値の急激な上昇も予防。
咀嚼回数が増えれば満腹中枢が刺激され、少ない食事の量でもお腹がいっぱいになり、余計な食事を減らすことができる。
食事に関しては健康オタク並みに考えています。
「仕事も忙しいし、こんな食生活はマネできないよ」
「お金がかかりそうだし、作るのが面倒」
確かに仕事の帰りが遅い人や食費にあまりお金を使いたくない人もいるでしょう。
私も以前はそのような感じだったのですが、「やはりニキビを予防・治療するためには食事も変えなきゃいけない」と思い、時間を作って食事をとるようになりました。
料理を作る時間がない人はスーパーなどで販売されているカット野菜を購入して、食事の前に食べるだけでもいいのです。
食費にお金をあまりかけたくない人は価格が安く満腹感を得やすいもやしを毎日の食事に取り入れるだけでもOK。
大切なのは栄養が偏りすぎた食生活を修正することです。
初めから本格的にやる必要はありませんし、小さいことから始めていけば問題ありません。
そのほうが長続きもしやすいですしね。
もし学生でお母さん・お父さんが食事を作っている場合だったら、「夕食に野菜を食べたい」と言ってみるといいと思います。
「ニキビを治すため」と言いにくい場合は、「ダイエットをするため」、「成長期だから」「お腹が痛いのを改善したい」など理由はいろいろあるでしょう(笑)。
どの野菜も食べ過ぎはいけないのですが、ごぼう、ジャガイモ、玉ねぎ、かぼちゃ、れんこんの食べ過ぎは避けてください。
これらの野菜にはビタミン類や食物繊維が多く含まれているので、適度な量を食べる分には問題ないのですが、野菜のなかでは糖質を多く含む食材です。
「糖質を含んでいるから食べるな」と言っているのではありません。
「あくまで程々に」ということです。
積極的に食べたい野菜は色素沈着を抑え、メラニン色素の還元・皮脂の過剰分泌の抑制などの作用があるビタミンCを多く含む野菜。
キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、赤パプリカ、キャベツ、トマトなど。
ターンオーバーの促進、皮膚や粘膜の強化、肌荒れや老化の予防作用があるビタミンAを多く含む野菜。
にんじん、春菊、ほうれんそう、にら、小松菜、ブロッコリー、かぼちゃなど。
腸内細菌のバランスを整え、栄養の吸収率の上昇、便秘改善にもなる食物繊維を多く食材。
納豆、ごぼう、ブロッコリー、えのき、ほうれんそう、おから、れんこん、ひじき、大根など。
ニキビの改善に役立つ栄養素を含む食材を紹介してきましたが、納豆は特におすすめです。
納豆にはニキビ改善に役立つビタミンB2や亜鉛、食物繊維や鉄、大豆イソフラボンなどが豊富に含まれています。
さらに納豆のネバネバ成分には善玉菌を増やす作用も。
臭いが臭いからと言って食べないのは本当にもったいないです。
納豆が嫌いな人は自分が本当に嫌いなのか、自問自答してみてください。
納豆が今まで嫌いだったけど、納豆を食べてから肌の調子が良くなったことで、納豆好きになった人もいます(私)。
色々長くなってしまいましたが、小さいことからでも問題ないので食生活の改善をはじめてみてください。
そうすればきっとあなたのニキビは改善の方向に進むでしょう。
腸内環境の改善
「炭水化物や脂質中心の食生活を控える」でも軽く触れましたが、ニキビを治療するうえで腸内環境の改善は欠かせません。
私たちが食べた食物から人間が生きるうえで欠かせない成分を作り出したり、腸内にたまった有害物質や食べ物のカスなどを排出したりしています。
またビタミン類の合成にも腸内細菌がかかわっているなど、綺麗な肌を保つには欠かせない存在です。
腸内細菌の働きが悪くなった状態ではどんなに栄養のある食べ物を食べても、栄養を効果的に吸収することができません。
栄養面に気をつかっても、腸内環境が悪ければ効果を最大限に発揮できないというわけです。
腸内細菌が担っている役割はこれだけではありません。
人間が老化する原因の一つに「活性酸素」というものがありますが、腸内細菌にはこの活性酸素に対抗できるのが高い抗酸化力があるのです。
「老化とニキビにどんな関係性があるの?」
一見あまり関係ないように思えますが、実は老化を防ぐことはニキビを治すうえでも重要なことなのです。
ニキビが悪化したり、なかなか治らない状態が続く時には活性酸素が影響していることがあります。
私たち人間が生きるうえで活性酸素はなくてはならないもので、活性酸素の本来の役割は体内に侵入してきたウイルスや細菌をやっつけてくれることです。
ですが、必要以上に活性酸素が発生してしまうと何ら問題ない健康的な細胞まで酸化させてしまいます。
細胞が酸化されてしまうと新しい肌細胞に必要な栄養を与えられることがなくなり、肌の生まれ変わりも十分に行われない状態に。
その結果、肌には古い角質がたまり、毛穴のつまりを促進させ、ニキビの発生にもつながるわけです。
また「酸化」と同じように老化の原因となっているものがあります。
それは「糖化」という現象です。
糖化を引き起こすのはAGEs(終末糖化産物)というもので、余った糖質とたんぱく質が結合して生成されます。
このAGEsは蓄積した箇所の老化を著しく高め、最悪の場合には病気を引き起こしたりする恐ろしい現象です。
AGEsがコラーゲンに蓄積すると肌の弾力やハリが無くなり、コラーゲン本来の機能が失われてしまいます。
そうなってしまうと肌の生まれ変わりも上手くいかなくなり、ニキビやニキビ跡が治りにくい状態になるのです。
また血管にAGEsが蓄積されてしまえば血流が悪化し、肌に栄養が届きにくくなります。
このような老化現象を体に起こさないためにも「酸化」と「糖化」を防がなければなりません。
先にも申し上げましたが、その力が腸内細菌にはあるのです。
腸内細菌を活性化させるためには善玉菌と悪玉菌の均衡を保つことが大切になります。
テレビや雑誌などでは「悪玉菌をとにかく排除するべき」という情報が多いですが、悪玉菌が体に悪いことをするのは腸内細菌の均衡が崩れ、悪玉菌が優勢になったときです。
均衡がとれている場合は悪玉菌と善玉菌は協力し合っています。
悪玉菌は食物繊維が多い腸内環境だと悪いことをしません。
しかし、肉類や揚げ物などの油ものばかり食べていると、悪玉菌が過剰に増殖します。
悪玉菌は肉類や揚げ物などの油ものがなによりも好きなのです。
悪玉菌が優勢になると、腸内細菌の均衡が崩れるだけでは済みません。
腸内で腐敗物質や有害ガスを発生させ、活性酸素を生成。
その結果、老化がより進行してしまう恐れがあるのです。
このように悪玉菌の増殖を防ぎ、腸内細菌の均衡を保つには食物繊維の存在が欠かせません。
腸内細菌は食物繊維を食料としているときに活性酸素を除去してくれる水素を発生させます。
酸素は水素と結びつくと水になりますよね。
こうした優れた還元作用が老化の原因となる活性酸素から私たちを守ってくれるのです。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は水に溶けやすい性質を持っており、効能も様々。
- 血圧の低下
- 血糖値の急激な上昇を抑える
- コレステロールの吸収を抑制する
腸内細菌はこの水溶性食物繊維をすごく好みます。
水溶性食物繊維には発酵しやすい特長があり、腸内細菌は発酵によって自分の仲間を増やしていくのです。
腸内細菌の活発化にはいろいろな腸内細菌の存在が欠かせません。
一方の不溶性食物繊維も腸内環境の改善には欠かせないもので、不溶性食物繊維にも様々な働きがあります。
- 便のカサを増やす
- 腸のぜん動運動(便を出そうとする仕組み)を促進させる
- 食事の満腹感をサポートする
- 有害物質や腸内細菌の死骸などをまとめて排出する
不溶性食物繊維には排便を促進する働きが多く、これらは便秘の改善にも効果的です。
不溶性食物繊維には体の外に排出される間に水分を吸収することによって、大きく膨らむ特徴があります。
また不溶性食物繊維の働きはそれだけではありません。
腸内の有害物質や細胞の死骸などをからめとりながら排出へと向かうので、腸内を掃除してくれるのです。
そもそも排便というものはある程度便が大きくならないと行われません。
それゆえに総体的に食事の量が少なく、食物繊維の摂取量も足りない女性は便秘がちになりやすいのです。
便秘が続くと腸内環境が悪化し、有害物質やガスなどが発生。
それらは活性酸素を生成させるだけでなく、身体が持つ本来の力を抑えてしまったり、代謝が低下したりなど、ニキビにも悪影響をもたらします。
このような腸内環境にしないためにも、日ごろから水溶性・不溶性ともに食物繊維を食べることが大切なのです。
水溶性食物繊維を多く含む食材をご紹介します。
ワカメや昆布などの海藻類。大豆やいんげん豆、納豆、メカブ、オクラ、ニンジン、ごぼう、キャベツ、大根、かぼちゃ、ほうれんそう、こんにゃく、山芋、サトイモ、なめこ、アボカドなど。
不溶性食物繊維を多く含む食材は以下の通りです。
大根(根)、大根(葉)、ごぼう、れんこん、大豆、枝豆、納豆、オクラ、モロヘイヤ、ほうれん草、きくらげ、干しシイタケ、エノキ、アボカドなど。
納豆やオクラなどネバネバした食材は水溶性・不溶性どちらの食物繊維も豊富に含まれていますから、積極的に食べたいところですね。
また豆類はたんぱく質も豊富ですし、キノコ類はカロリーが低く、ミネラルを豊富に含んでいるので美肌つくりには欠かせないと言えるでしょう。
食物繊維のほかにも乳酸菌やビフィズス菌を含む食材を食べるのもいいですね。
キムチやチーズには乳酸菌が多く含まれていますし、ヨーグルトにはビフィズス菌が多く含まれています。
これらの発酵食品を食べると、腸内細菌の活動がより活発になるのです。
腸内環境を改善するには食物繊維を多くとる食生活が欠かせません。
腸内環境を良くすることはニキビ予防・治療に効果的であると同時に、健康にもいい影響を与えるので、ニキビを治したい方は積極的に食物繊維を食べましょう。
ホルモンバランスを整える
ニキビを作らないうえでホルモンバランスを整えることはとても重要です。
睡眠不足やストレスなどが原因でホルモンバランスが乱れてしまうと、毛穴のつまりを誘発します。
その結果、毛穴のなかで皮脂がたまり、アクネ菌が過剰繁殖し、ニキビができるのです。
角層の異常により毛穴がつまる現象には男性がホルモンが関わっています。
ただニキビのできる原因は男性ホルモンの過剰分泌だけではありません。
「男性ホルモンが多いからニキビができる」
確かにその可能性も否定できないですが、仮にそうだったとした場合、ニキビができている人全員は毛が濃くなったり、のどぼとけが大きくなったりと身体に何らかな男性的変化が表れるはずです。
男性ホルモンが分泌される男性のほとんどがニキビ肌というわけでもありませんよね。
ニキビの発生には様々な要因が複雑に絡み合っているのです。
毛穴のつまりに関係がある男性ホルモンに対し、女性ホルモンにはどのような働きがあるのでしょうか。
女性ホルモンには健やかな肌に欠かせないコラーゲンや水分を保つ働きがあり、健康的な肌に欠かせないホルモンの一つです。
女性ホルモンの量が減少すると肌トラブルが起きやすくなります。
そのため更年期に入った女性にはシミやシワ、くすみやたるみなどの肌トラブルが発生しやすくなるのです。
更年期に入った女性でなくても、女性ホルモンが減少して男性ホルモンが優位な状態にあると肌トラブルが起きやすくなります。
女性ホルモンがあるのは女性だけではありません。
男性にも女性ホルモンは分泌されており、男性の肌トラブルにも女性ホルモンが少なからず影響しています。
なので男性・女性共に女性ホルモンのバランスを整えることは肌トラブルを減らすことにつながるというわけです。
女性ホルモンによる肌へのメリットを得るためには、大豆イソフラボンを摂取するのが一番手軽でしょう。
テレビや雑誌などで登場することも多い大豆イソフラボンですが、大豆イソフラボンは体内に吸収されると女性ホルモンと似た働きをすると言われています。
なので大豆イソフラボンを摂取すれば、女性ホルモンがもたらすものと同様の効果を得ることができるのです。
大豆イソフラボンを摂取することは意外と簡単です。
スーパーなどで購入できる納豆や豆腐などを食べるだけでも簡単に摂取できます。
納豆なら一日1パック、豆腐なら半丁程度を目安にすると良いでしょう。
これらの商品は価格が安いですし、カロリーも低いのでダイエット中でも食べれますね。
しかも肌の細胞の生成に必要なたんぱく質も多く含まれていますから、肌に良いことだらけです。
私はこちらで大豆1㎏を購入して蒸し大豆を作ってみたり、納豆や豆腐、豆乳などスーパーで売られているものを自分で作ったりしています。
毎日大豆を食べるならまとめて買ったほうがお得ですし、自分の思い通りに大豆を食べることが可能です。
スーパーで購入する商品よりも豆本来の甘みがよく出ていて、とてもおいしいですね。
ダイエットをしている方はこちらの素煎り大豆を間食として食べてみてもいいですね。
既に炒ってあるのでそのまま食べることができますし、容器やパックに移し替えればいつでもどこでも食べることができます。
塩や砂糖などによる味付けもされていない完全無添加なので、余計な塩分や糖質を摂る心配もありません。
「女性ホルモンを増やせば肌トラブルが解決する」
その可能性も十分にあるのですが、女性ホルモンの分泌量を増やすには十分注意が必要です。
ホルモンバランスが乱れているからといってホルモン剤などを独断で使ったりする人がたまにいますが、それは絶対にやめましょう。
ホルモンは少しの量でも体に大きな影響を与えます。
そんな扱いの難しいホルモンを医学的知識を持ち合わせていない一般の人がコントロールすることは極めて困難です。
ホルモン剤などは本来、病気の治療などに使われるものです。
そんな病気の治療のために使うものを本来の目的とは違う形で使うことは体に悪影響しか与えませんので、絶対に使用しないようにしましょう。
ホルモンバランスを整えるには毎日の生活習慣を正すことが一番得策です。
そのうえで食事に大豆イソフラボンなどが含まれる食材を加えてみたりすると、より美肌に近づきやすくなります。
大豆イソフラボンを含む食材を適度に食べる分には過剰摂取の心配はあまりありません。
しかし、納豆を一日4,5パック食べたり、大豆イソフラボンのサプリメントを一日の目安量を超えて摂取するなどすると、過剰摂取となる場合あります。
そうならないためにも過剰に摂取するようなことは控えましょう。
皮脂の過剰分泌を抑える
これまでのご紹介してきた「鼻ニキビを根本的に治す方法」でも度々書いていますが、ニキビの初期段階である毛穴のつまりはホルモンバランスの乱れによっておきます。
ホルモンバランスを整えることはニキビの初期状態を起こさないようにする予防の効果がありますが、仮に毛穴のつまりが発生しても皮脂が過剰に分泌されなければそこまで症状は悪化しません。
私自身経験があるのですが、皮脂が過剰分泌される状態でできるニキビと、皮脂の過剰分泌が抑えられている状態でできるニキビでは程度が全く異なります。
前者の場合は皮脂が過剰に分泌されるのでとにかく膨らみが大きいです。
そのうえ痛みもありますし、色は赤いし、しこりのようにこもった状態。
しかし、後者の場合はニキビはできるものの皮脂の分泌が過剰になっていないので膨らみが小さく、色は白色や黄色。
そして痛みは少なく治りも早い。そのうえ膨らみが消えたあとのニキビ跡が残りにくい。
私が感じただけでも前者と後者ではこれほどの違いがありました。
皮脂の過剰分泌を防ぐには毎日の生活を規則正しいものにしなければなりません。
睡眠面においては夜更かしをせず、出来るだけ毎日同じ時間に就寝することが大切になります。
食生活においては皮脂の過剰分泌を防ぐビタミンB1やビタミンB2、血行促進効果があるビタミンEなどを積極的に摂取したいところ。
血行促進、代謝向上などを行うためにも適度な運動も必要になりますね。
睡眠や運動に関しては自分で時間を作るほかないので、仕事や学校の影響で時間が限られている人には実現が難しいかもしれません。
ただ食事の面においてはサプリメントで補うという方法もあります。
ビタミン類を摂取する理想の方法は食事から摂ることです。
食事から栄養を取り入れるほうが吸収率もよく、他のビタミンやミネラルも摂れるので、バランスよく栄養を得ることができます。
ただ、食事を作るのも時間がかかりますし、栄養素を考えて食事を作るとなると、少し費用も増すものです。
最近は野菜の値段も高騰しがち。
値段が高いときに無理をして買い物をするのもあまり気が進みません。
そういったときにはサプリメントを活用するのがいいでしょう。
こちらのサプリメントは肌トラブルの予防・治療に効果的なビタミンB類がまとめて取れるものです。
サプリメントを飲んだことがないという方はこちらから始めてみてもいいかもしれません。
価格も安いですし、製造元がDHCなので安心感もあります。
こちらのサプリメントはパントテン酸だけが含有されたサプリメントになっています。
外国産のサプリメントなのですが、サプリメント大国アメリカで一番売れているサプリメントブランド”NOW Foods “の商品なので安全性は高いです。
NOW Foodsのサプリメントには私もお世話になっています。
パントテン酸とはビタミンB5とも言われていたビタミンで糖質や脂質の代謝に大きく関わっています。
私がニキビが治った今でも飲み続けているサプリメントの一つで、飲み続けている理由としては皮脂の量が減少するからです。
個人的には皮脂の過剰分泌を防ぐ効果をかなり実感していて、ニキビに悩む友人にこのサプリメントを紹介したところ、2カ月半過ぎたころにはニキビ一つない素肌になっていました。
糖質や脂質の代謝を促す作用や皮脂分泌を促進する副腎皮質ホルモンに関係が深いことも影響しているのでしょう。
パントテン酸を含むビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6などは水溶性ビタミンなので、余分な分は尿と一緒に排出されます。
そのため過剰摂取による副作用の心配が少ないとされているので、はじめての方でも比較的安心して服用することができるでしょう。
サプリメントというのはしっかりとした食事をとったうえで足りない栄養素を補うものなのですが、手軽に栄養を摂ることができるのはとても便利です。
時間がなくて何もしないよりかは、先程ご紹介したサプリメントを飲んでみて、皮脂の過剰分泌対策を始めてみたほうが良いかと思います。
自分に合った洗顔料を正しい方法で使う
ニキビに悩んでいるほとんどの人が洗顔に気をつかっていると思います。
なぜなら「ニキビを予防したり、治したりするには洗顔が大切」と思っているからです。
事実、洗顔はニキビを予防したり、治したりするうえで欠かせないもの。
顔は腕や足と違って服で多くことができず、常にむき出しの状態です。
その様な状態で外を歩けば、ほこりや空気中の汚れなど中々意識できないですが、そういったものが顔に付着します。
当然他にも、私たちの体から出る汗や皮脂、化粧をしている人はコンシーラーやファンデーションなどのメイクアップ料も付着しているはずです。
このように改めて考えてみると肌には汚れがいっぱい付着しているということが分かりますね。
しかもその様々な汚れが付着した顔をそのままの状態で放置しておくと大変なことになります。
皮脂が酸化して肌トラブルを引き起こす過酸化脂質が発生したり、肌の上で雑菌が繁殖したり……など。
とにかく肌にはよくないものが次々に発生するのです。
そうならないためにも毎日の洗顔はとても大切。
しかし、今使っている洗顔が本当に自分になっているのか不安になったことはありませんか?
特にニキビができているときは早く治したい気持ちが強く、焦ってしまうので、余計にそのように感じてしまいます。
洗顔料を選ぶ際のポイントは自分の肌がどのタイプなのか見極めること。
肌のタイプには主に「オイリー肌(脂性肌)」「乾燥肌」「混合肌」の3つがあります。
自分に合った洗顔料の選び方:「オイリー肌(脂性肌)」の場合
「オイリー肌(脂性肌)」は顔全体がべたついていて、カサつくところがない状態です。
「オイリー肌(脂性肌)」タイプには顔全体にニキビができている人が多いですね。
朝洗顔をしても昼頃になると顔全体がべたべたした状態になります。
そのうえテカリも凄いので、他人からの視線も気になって仕方ない。
「オイリー肌(脂性肌)」タイプは肌トラブルも多いうえに皮脂による外見への不安もあるので、正直一番つらい肌のタイプです。
「オイリー肌(脂性肌)」タイプの人が洗顔料を選ぶなら、皮脂をしっかり落としてくれるものを選びましょう。
こちらの洗顔料は頑固な皮脂汚れをしっかり落としてくれるので、オイリー肌の方にとてもおすすめ。
この洗顔料の凄いところは皮脂をしっかり落としてくれるだけでなく、適度な潤いも与えてくれるところです。
コエンザイムQ10、浸透性アミノ酸で肌の潤いをキープ。さらにビタミンCも含まれており、色素沈着を抑えてくれます。
皮脂だけでなくメイクも落としたい人、特に女性におすすめの洗顔料です。
この洗顔料はクレンジングに力が入っており、パパイン酵素やリンゴ酸(AHA)、スクラブなど毛穴にある汚れをしっかり落としてくれます。
「クレンジングって刺激が強いのでは?」と思われる方も多いですが、その点においては心配ありません。
パパイン酵素やリンゴ酸(AHA)は肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも気軽にクレンジングができます。
そのためメイクを落とすために2度洗いしている人にもおすすめですね。
スクラブに関してはネットで泡立てる分にはほとんど感じませんでした。
手で泡立てて使うと、ややスクラブ感を感じてしまうかもしれません。
「オイリー肌(脂性肌)は皮脂をしっかり落とすことが大切」とこれまでお伝えしてきましたが、脂質が過剰に分泌されていても乾燥肌である可能性もあるのです。
本来水分と皮脂のバランスが保たれている状態が理想の肌タイプなのですが、肌の水分が少ないがゆえに乾燥していると肌はその乾燥を補おうと皮脂を分泌します。
そうなると皮脂のほうが多くなってしまい、結果的にオイリー肌になってしまうのです。
「オイリー肌(脂性肌)」と「乾燥肌」はまさにカードの表と裏の関係性。
乾燥肌からオイリー肌になることも十分にあるということは知っておく必要があります。
皮脂が過剰に分泌されて顔はテカテカだけど、肌の水分量は少ない。
このような状態をインナードライと言い、オイリー肌の方にも多いタイプです。
インタードライ肌タイプの人はしっかりと保湿をすることで症状が改善することもありますので、今行っている保湿を見直してみてもいいかもしれません。
洗顔料に関係ありませんが、「オイリー肌(脂性肌)」タイプの人は日中テカリを感じることが多々あると思います。
皮脂によるテカリを感じ始めたら、あぶら取り紙を使いましょう。
皮脂を肌の上にそのまま放置しておくと、皮脂が過酸化脂質というものに変化します。
過酸化脂質は肌に悪影響しか与えないので、ニキビを悪化させないためにも過酸化脂質の発生は食い止めるべきです。
私は過酸化脂質を放置すると肌にかゆみや新しいニキビができることを知ってから、このあぶら取り紙を使って皮脂を取り除いています。
元々プロ用のあぶら取り紙らしいのですが、他のあぶら取り紙と違いしっかり皮脂がとれますし、200枚も入ってこの価格はかなり安いと思います。
紙製のパッケージにあぶら取り紙が入っているので持ち運びもできますよ。
女性だけでなく男性にもおすすめで、セールスマンなど人前にでる仕事をしている人には手放せないものになるのではないでしょうか。
身だしなみ一つでとれる契約の数も違ってきますからね。
自分に合った洗顔料の選び方:「乾燥肌」の場合
顔を触ってみたときに全体的に顔がカサカサしている人は乾燥肌タイプである可能性が高いです。
「Uゾーンは乾燥しているけど、Tゾーンはべたついている」という人は乾燥肌タイプではないので、次の「自分に合った洗顔料の選び方:「混合肌」の場合」をご覧ください。
「乾燥肌タイプの場合、うるおいが残る洗顔料を使ったほうが良いらしい」
このように言われることが多く、あながち間違ってはいないのですが、私はあまりおすすめはしません。
ニキビなどができていない通常の肌の人なら、そのような洗顔料を用いても問題ないと思います。
しかし、ニキビができている場合はなるべく皮脂を取り除いてくれる洗顔料を使ったほうが良いです。
そもそもなぜ顔を洗ったのにうるおいが残るなんていう現象が起こるのでしょうか。
洗顔後、うるおいが残ったり、しっとりした肌になるのは洗顔料に油分が含まれていて、その油分が肌に残るからです。
要は洗ったのに油分を再び乗せているようなもの。
ただ先程も言った通り、これは悪いことではありません。
事実このような状態になることで肌が潤っているような感触になり、水分の蒸発も防ぐことができます。
でもニキビ肌の場合は余計な油分はあまり肌の上にのせておくべきではありません。
しかも洗顔後の化粧水や薬用美容液など使う際にそれらの成分の浸透を妨げる可能性もあります。
かと言って、乾燥肌の人が洗浄力が強い洗顔料を使いすぎると逆に皮脂が増えてしまい、インナードライ肌タイプになる可能性も出てくるでしょう。
以上のことから考えても、乾燥肌の方は洗顔料をどうこうするというよりも「保湿」に力を入れるべきです。
乾燥肌の方の保湿については当記事の「化粧水、乳液、美容液…自分に必要な化粧品を選ぶ」で解説するので、ぜひそちらをご覧ください。
自分に合った洗顔料の選び方:「混合肌」の場合
混合肌とは呼ばれる肌タイプはTゾーンがべたつきがちで、Uゾーンはカサつく特徴があります。
ですが、基本的にTゾーンはべたつきがちで、Uゾーンは乾燥しがちなのです。
なので、ほとんどの人がこの混合肌と言われています。
一般的に肌にはこのような特徴があるので、混合肌と言っていいのか少し疑問もありますね。
しかし、ほとんど肌がべたつかず、カサつかない人もいるので、混合肌と言ったほうが区別がしやすいかもしれません。
混合肌の人は基本的にしっかりと皮脂を取り除いてくれる洗顔料を選びましょう。
そのうえでUゾーンに合わせて洗顔方法や商品を変えていきます。
というのも基本的にTゾーンは皮膚がしっかりしており、あまり個人差がありません。
それに対しUゾーンは皮脂が出る人もいれば、常時カサカサしているなど個人差が大きいからです。
Uゾーンに皮脂が出やすいなら、皮脂を取り除きやすい洗顔料を使い、洗い方もそこまで気にする必要はありません。
しかし、Uゾーンがカサカサしやすいのなら、やや洗浄力が弱い洗顔料を使い、Uゾーンに泡が乗る時間を減らすなどする必要が出てきます。
また乾燥の具合によっては保湿対策も異なってくるので、色々なパターンを試して自分に合った洗顔料や化粧品、洗顔方法を見つけることが大切です。
洗顔方法と化粧品に関してはこの後で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
正しい洗顔のやり方
使用する洗顔料が大体決まったところで次は洗顔になります。
いきなり質問ですが、あなたは正しく洗顔することができていますか?
- 洗顔料を節約するために使う量を減らす
- 汚れを落とすために指を使って洗う
- 皮脂を落とすために洗顔料で泡パックを行う
- 隅々まできれいにするために時間をかけて洗う
- 皮脂をより落とすために熱いお湯を使う
このようなやり方で洗顔をしている人は全くの逆効果です。
ただ当てはまることがあったからといって落ち込む必要はありません。
これから正しい洗顔方法を学び、次から変えていけばいいのですから。
正しい洗顔方法①:顔をぬらす際はぬるま湯で
ニキビに悩んでいる人ほど皮脂をより落とそうと、熱いお湯で洗顔をしようとします。
確かに熱いお湯のほうが皮脂を落ちるのですが、これから皮脂を落とすために洗顔をするのに、準備段階で熱いお湯を用いて顔を洗ってしまえば、必要以上に皮脂を取り除く可能性があります。
必要以上に皮脂を取り除いてしまえば、皮脂がさらに分泌される悪循環に陥るので、可能な限り控えましょう。
気温が低く寒い冬場は熱いお湯で洗ってしまいがちなので、十分な注意が必要です。
正しい洗顔方法②:洗顔料を適度にとり、しっかり泡立てる
洗顔料を節約するために使う量を減らす人がいますが、ニキビを予防・治療したいなら、洗顔料はしっかり使いましょう。
しっかり使うと言っても、適量の範囲を超えて使わないようしてください。
また洗顔料を泡立てるときはしっかりと水を含めます。
少ない水で洗顔料を泡立てると洗浄力がより強くなってしまい、必要以上に肌の皮脂を取り除いてしまうことがあるのです。
手で泡を泡立てるときもそうですが、一番気を付けたいのは泡立てネットを使っているときです。
泡立てネットを使えば少ない水でも泡を立てることができるので、「水をしっかり加えたから泡立ちが良くなったんだ」と勘違いしがち。
泡立てネットを使って洗顔料を泡立てるときも、しっかりと水を含めるようにしましょう。
泡立てる際のイメージとしては、空気をいっぱい入れてふわふわにする感じです。
正しい洗顔方法③:Tゾーンから洗いはじめる
Tゾーンから洗いはじめる理由はUゾーンよりもTゾーンのほうが一般的に皮脂分泌が多く、皮膚が丈夫だからです。
Uゾーンから洗いはじめてしまうと、その分洗顔料の泡が乗っている時間も長くなります。
泡が乗っている時間が長くなれば、必要以上に皮脂を取り除くことになりかねないので注意しましょう。
顔を洗う際のポイントは手で洗うのではなく、泡で洗うようにすることです。
「正しい洗顔方法②:洗顔料を適度にとり、しっかり泡立てる」で泡立てをしっかり行っていれば、大きな泡が完成しているでしょう(もともと泡立ちが少ない洗顔料は仕方ありません)。
洗顔の際はその出来上がった泡を手のひらを使って肌の上で転がすようなイメージです。
洗顔の際は手でゴシゴシ洗うと爽快感がありますが、そのやり方だと角層を傷づける可能性があります。
角層が傷づくと肌に悪影響が出るので、ゴシゴシ洗いはやめましょう。
正しい洗顔方法④:Uゾーンの洗顔を素早く行う
Tゾーンの洗顔が終了したら次はUゾーンの洗顔に移ります。
UゾーンはTゾーンに比べて一般的に皮脂の分泌が少なく、乾燥しがちなので素早く洗顔を終わらせましょう。
Uゾーンで洗顔に時間をかけてしまうと、よりひどい乾燥を引き起こし、皮脂の過剰分泌を招く恐れがあるためです。
乾燥肌の人はTゾーン・Uゾーンの洗顔する時間を減らして、泡が肌に乗っている時間を調整しましょう。
特にUゾーンは乾燥しやすいところなので、乾燥がひどい方は泡洗顔をサラッと終えて顔をすすいでください。
混合肌の人はTゾーン・Uゾーンのうち乾燥しやすい方の洗顔時間を短縮しましょう。
Uゾーンのほうが乾燥しやすいですが、「Uゾーンは割りとべたつくほうかも」という方は適度な時間で洗顔を終えてください。
ただ、Uゾーンのべたつきは乾燥が原因になっていることも十分あり得ますので、乾燥による皮脂の過剰分泌なのかどうかしっかり見極めて洗顔をしましょう。
全ての肌タイプの人に言えることなのですが、皮脂をしっかり落とそうと洗顔料の泡で泡パックを行う人がいます。
一部のピーリングせっけんなどではその様な方法で洗顔をすることもあるのですが、通常の洗顔料を使っている場合は泡パックは控えましょう。
いくら皮脂の分泌が多いTゾーンでも、長時間洗顔料の泡が乗っていれば皮脂のとりすぎで乾燥します。
それが原因でTゾーンに痒みが生じたりすることもあるので、泡パックは控えてください。
くれぐれも洗顔料は使い方によって肌に負担を与える”洗剤”ということを忘れないように。
正しい洗顔方法⑤:ぬるま湯でしっかりすすぐ
洗顔が終了したら、ぬるま湯ですすぎます。
このとき熱いお湯を使う必要は全くありません。
顔を洗った時点で皮脂を取り除くことができているわけですから、熱湯で必要以上に皮脂を洗い流す必要もないのです。
顔をすすぐ際は顔のフェイスラインをはじめ、こめかみや紙の生え際なども十分にすすぎます。
こめかみや紙の生え際に洗い残しがあると、それが原因でニキビなどの肌トラブルが発生する可能性もあるので、しっかりぬるま湯で流してください。
特にこめかみにニキビができやすい人は念入りにすすぎましょう。
正しい洗顔方法の解説を一通り終えました。
次はアフターケアーとなる化粧水や美容液、乳液などの使用です。
ただニキビや肌のタイプによって洗顔料が違うように、化粧品の選び方や使い方も変わってきます。
正しいやり方でこれらの化粧水を使わなければニキビを予防・治療することができないだけでなく、より深刻な状態にしてしまう可能性もあるのです。
- 肌の保湿は化粧水だけで十分
- 乾燥しているときは化粧水のパックをすれば問題なし
- 化粧水を肌に着けるときは軽くたたくようにすればより浸透する
- 化粧水が蒸発しないように乳液を使う
- そもそもニキビ肌に保湿は必要ない
あなたはこのように思っていませんか?
一部は間違っていないのですが、実はこれらのほとんどが間違った常識です。
特に「そもそもニキビ肌には保湿は必要ない」は信じている方も多く、そのせいでニキビを悪化させている人もいます。
「今まで間違った方法でスキンケアをしていたなんて」
そこまでへこむ必要はありません。
これから正しい方法を身に着けて実践していけばきっとあなたの肌はもっといいものになるはずですよ。
化粧水、美容液、乳液…自分に必要な化粧品を選ぶ
洗顔をした後に化粧水や美容液、乳液を付ける”アフターケアー”はほとんどの方がやっていることだと思います。
「ニキビができるようになってからやり始めた」という方も多いかもしれません。
しかし、その化粧水や美容液、乳液の選び方や使い方が間違っていたとしたらどう思いますか?
正直かなりショックですよね。
良い化粧品だと思って高いお金を出して買ったのに、その効能を十分に発揮できていなかったりするわけですから。
ただ正直言うと、化粧品の正しい選び方や使い方というのは個人差が大きいので、誰にでも当てはまることではありません。
ある人には合っていて、ある人には合わないといったこともあります。
ただ8年間ニキビに悩み続け、そのニキビを改善するために勉強し、実践してきたことのなかには、ニキビに悩む人の手助けとなる情報も多く含まれていると私は確信しているのです。
これから化粧水・美容液・乳液など、洗顔の後に使用する化粧品の選び方と使い方についてご紹介していきます。
ニキビやシミなどの肌トラブルを抱えている人には共感できる部分も多いと思いますので、お見逃しなく。
化粧水の選び方
化粧水と聞くとあなたはどのようなイメージを思い浮かべますか?
「化粧水=保湿・肌のうるおい」
恐らくほとんどの方がこのようなイメージを思い浮かべるでしょう。
しかし、実際のところ化粧水だけでは十分な保湿をすることができません。
なぜかというと、化粧水に含まれる成分の大半が”水”だからです。
化粧水を肌につけると化粧水の水分が肌の水分になると思っている方も多いですが、それは違います。
水を肌に塗っても蒸発するだけなので、大した保湿にはなりません。
そのようなことにならないよう、化粧水には保湿成分が含まれているのですが、水には基本的に保湿成分をそこまで含めることができないのです。
そもそも「保湿」とはどういうことでしょうか。
「文字通り湿気を保つということなんじゃないの?」
確かにその通りなのですが、それは肌に化粧水を塗って上から乳液で蓋をすることで得られるものではありません。
本当の保湿とは体の中で発生する水分を肌のなかで保ち、肌から水分が無くならないようにすることなのです。
「肌が乾燥してきたから化粧水をつける」「化粧水を含んだマスクを肌の上にのせて浸透させる」
このような行為は保湿の本当の意味を理解していないがゆえの行動と言えるでしょう。
そもそも普通の化粧水を肌に塗っても浸透する限界が決まっています。
普通の化粧水では肌の表面にある角層の半分にも浸透することができません。
角層の層が上から20個あるとすれば、浸透したとしても上から3層程度になります。
なぜここまで浸透しにくいかというと、私たちの肌には角層が担っている「バリア機能」があるからです。
この角層によるバリア機能の役割は身近なところでも実感することができます。
それは入浴です。
お風呂に入ったときに、お風呂の水が肌の中にどんどん入っていかないのは角層のバリア機能のおかげです。
角層のバリア機能が無かったら、人間はお風呂に入ったときにブルンブルンのスポンジのようになってしまうでしょう。
そう考えると普通の化粧水には浸透できる限界があることも納得できますね。
また肌の角層にはバリア機能以外にも重要な役割があります。
それは体の内側から湧き出る水分を肌にとどめておくことです。
なので保湿の神髄はこの角層の水分を蓄えておくことにあります。
ここまでの話の流れからすると、疑問に思われる方もいると思います。
「化粧水の役割って何もないんじゃないの?」と。
確かに保湿という面においては、化粧水の役割はあまりないかもしれません。
ですが、化粧水の中には保湿の役割も果たし、様々な美容効果を与えてくれるものもちゃんとあるのです。
化粧品を作っているメーカーのなかには、化粧水でも角層の奥まで浸透させる技術を開発しているところがあります。
よく化粧水などに配合されているヒアルロン酸やコラーゲンは水溶性なので、保湿成分でも化粧水に含むことが可能です。
そういった化粧水を使えば保湿効果を得ることもできるでしょう。
本格的な保湿や美肌効果を得る場合は、化粧水+美容液の組み合わせが良いですね。
美容液については化粧水の後にご紹介するので、そちらをご覧ください。
さて、ここまで保湿の意味から化粧水の保湿効果まで解説してきました。
そのうえでニキビを予防・治療するためにおすすめの化粧水があります。
それはビタミンC誘導体を含む化粧水です。
ビタミンCは美容の代名詞といっていいほど有名な成分ですよね。
そのビタミンCを含む化粧水を肌に使うことは肌トラブルや美肌に有効なのですが、もし使うならより肌への浸透力が優れているビタミンC誘導体を利用しましょう。
ビタミンC誘導体には毛穴の引き締め効果や美白効果などニキビ対策に嬉しい効果が盛りだくさん。
さらにニキビ跡などの色素沈着の抑制や皮脂の分泌を抑制する効果など、まさにニキビ対策ためにあるようなものです。
ビタミンC誘導体のなかでも浸透性が極めて高いAPPSを含んだ化粧水です。
APPSは成分表示上で「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と表示されます。
通常のビタミンC誘導体よりも浸透力が100倍と言われているAPPSを含む化粧水がこの値段で購入できるのは驚きです。
使用感はややしっとりとした感じですが、べたつくことはありません。
APPS配合化粧水をはじめて使用する方におすすめですね。
Amazonで化粧水部門1位を獲得したドクターシーラボのリニューアル化粧水です。
値段は確かに高い。
しかし、実際に使ってみると他のビタミンC誘導体を含む化粧水とは明らかに違うことが分かります。
使用感はすこしトロっとした感じになっていますが、べたつくことはありません。
化粧水の使用量を減らすのは化粧水の効果を十分に発揮できないのであまりお勧めはできませんが、それでも伸びがかなりいいので、少量でも顔全体に塗ることができます。
毛穴の引き締め効果もあり、肌のターンオーバーを正常に整えてくれるビタミンC誘導体(APPS)が高濃度配合されているからでしょうね。
使用開始から2週間たった時には肌の調子が良くなっていることを確信しました。
化粧水の継続使用効果が出るのは大体1カ月ぐらいなのですが、化粧水の質が良いので2週間でもしっかり効果を実感。
ローションに近い化粧水でありながら、美容効果に関しては美容液並です。
ある程度予算があって、最初から本格的にビタミンC誘導体を試してみたい方には断然おすすめですね。
化粧水の正しい使い方
使う化粧水が決まったところで次は化粧水の使い方です。
化粧水の使い方が間違っていると、それだけで肌にダメージを与えてしまいます。
化粧水の効果を無駄にしないためにも、正しい化粧水の使い方をマスターしましょう。
適度な化粧水を手のひらに取る
当たり前のことのように思うかもしれませんが、手のひらに取る化粧水の量はとても大切です。
化粧水を節約するために量を少なくすると、化粧水の効果が十分に発揮されません。
また化粧水の量を多くするのも問題で、化粧水は主成分が水になっていますから、つけすぎても蒸発してしまいます。
目安としては顔全体になじませて余らない程度。
とは言うものの、最初のうちはなかなか感覚をつかめないと思うので、化粧水の適度な量を見極めながら使っていきましょう。
化粧水を顔全体に素早くなじませる
適度な化粧水を手のひらに取ったら、次は化粧水を顔全体になじませていきます。
その際は手で化粧水を顔に押さえるようなイメージで素早くつけていきましょう。
この時、化粧水をより浸透させようと手でパチパチ叩く人がいますが、それは意味がありません。
化粧水が浸透する限界はおおよそ決まっており、手でパチパチたたいたところで浸透率に変化はないのです。
むしろ手でパチパチ叩くのは肌にとって刺激になり、強すぎる刺激はしわやシミにつながる可能性もあるのでやめましょう。
浸透技術が優れている値段が高い化粧水は別ですが、先に申し上げた通り、化粧水が浸透する限界はおおよそ決まっています。
そのため化粧水を浸透させてうるおいをもっと与えようと、何度も重ね付けやずっと手で押さえつけている人もいますが、あまり意味のない行為なので控えましょう。
コットンで化粧水をつける場合
化粧水を手で付ける人もいれば、コットンを利用して化粧水をつけている人もいるでしょう。
しかし、コットンを使用することは個人的にあまりおすすめできません。
なぜなら間違った使い方によって肌を痛める可能性が非常に高いからです。
コットンを使って化粧水を肌に塗る際、どのような使い方をしていますか?
ほとんどの人がコットンを肌に滑らせて使っていると思いますが、そのとき思いのほか力が入ると思います。
コットンで汚れを拭き取ろうとして肌の上にを滑らせる時に力強く擦ってみたり、化粧水を含んだコットンを肌の上に置き手で叩いたりなど、実は肌に結構な力を加えているのです。
コットンを使って化粧水を塗っている人の中にはこのような理由でコットンを使っている人が多いと思います。
- コットンで付けたほうが化粧水の浸透が良くなる
- 手で付けると化粧水の塗りにムラができる
- コットンで化粧水パックをすれば肌がより潤う
- 手で化粧水を塗ると、化粧水が手に吸収されてしまう
このように色々な理由があると思いますが、これらのほとんどは正しいとは言えません。
普通の化粧水の肌への浸透は限られていますし、手に含んだ化粧水が手に吸収されることもほとんどないです。
手に化粧水を長時間含み続けているなら、化粧水の量に微量な変化が生じる可能性もないとは言えません。
ですが、そもそも肌のバリア機能によって水が浸透できるのは数ある角層の一部だけ。
それに化粧水が本当に手に吸収されてしまうのなら、化粧水を使う際は必ずコットンなどが必要になってしまいます。
現状、そのようなことはないので、化粧水を手で肌に塗っても問題はないのです。
ただ化粧水を手で付けると、化粧水の塗りにムラができるというのは一理あると思います。
言い方が悪いですが、化粧水の塗り方があまり上手でないと化粧水が手からこぼれてしまったり、肌の細かい箇所に塗ることが出来なかったりするからです。
実はかく言う私も化粧水を塗るときにコットンを使うことがあります。
基本的に手で化粧水を塗ることが多いのですが、化粧水によってはコットンを使ったり、配合成分によってコットンを使ったりすることも。
私はニキビが肌にできたときに高濃度ビタミンC誘導体(APPS)を含んだ化粧水をコットンに含ませ、ニキビが出来ている個所に乗せておくことがあります。
ビタミンC誘導体は長時間肌に使うと乾燥を引き起こす可能性もあるので、ニキビができている個所にそのコットンを乗せておくのは短時間の間です。
ビタミンC誘導体を含む化粧水を含んだコットンを肌に乗せておいたからといって、保湿にはあまりなりません。
しかし、個人的にはニキビの治りが少し早まることを実感しているので、このようなやり方をすることがあります。
結論から言うと、使い方さえ間違えなければコットンを使うことは問題ないということです。
全体的に否定要素ばかり書きつづってしまいましたが、強い力で肌を擦らず、円滑に化粧水を塗ることができるならコットンを使うのも一つのやり方と言えます。
ただ普通の化粧水をコットンに含ませ、そのコットンを使っても保湿にはあまり効果がないことは理解しておいてください。
確かにコットンパックをした後は肌が潤っているような気がしますが、それは肌の表面が濡れているだけなので。
いくらコットンパックなどを長時間しても、しばらく時間が経つと乾燥してしまいます。
肌への浸透技術が高度な化粧水は多少の成果を得ることができるかもしれませんが、値段が張るのが欠点ですね。
コットンを用いた化粧水の正しい使い方
コットンを使って化粧水を塗ることは問題ありません。
しかし、間違ったやり方でコットンを使ってしまえば肌にダメージを与える可能性があります。
間違った方法により肌の角層に傷がついてしまえば、角層に留まっている水分が蒸発しやすくなり、乾燥を招く原因に。
そのような悪影響を肌に与えないためにも正しいやり方でコットンを使いましょう。
コットンに適度な量の化粧水を含ませる
コットンを使って化粧水を塗るときはコットンに含む化粧水の量も重要です。
コットンに含む化粧水の量が少ないと肌の上を滑らせるときに刺激が強くなってしまいます。
イメージとしては水を含んでいないキッチンペーパーを肌にこすりつけたときを想像してみてください。
恐らくほとんどの方が多少なりとも肌に刺激を感じるはずです。
それに対し水を含んだキッチンペーパーを肌にこすりつけてもほとんど刺激を感じないでしょう。
このことはコットンにも言えることで、例え質が良いコットンでも同じです。
以上の点からもコットンに含ませる化粧水の量は多くしましょう。
コットンの裏側まで化粧水がしっかりしみているのが理想です。
コットンを肌に乗せるようにして化粧水をなじませる
コットンに十分な量の化粧水をしみ込ませたら、コットンを肌に置くようにして化粧水をなじませていきます。
ニキビがある場合は必ずコットンを肌の上にかぶせるようにして使いましょう。
普通の肌なら肌の上で滑らすようにコットンを使ってもいいのですが、ニキビがある肌の場合、例え力を加えていなくてもコットンを滑らせた際にコットンがニキビに当たってしまえば刺激を与えることになります。
ニキビに刺激を与えてしまえば、赤みが増したり規模が大きくなるだけでなく、最悪の場合出血をしてしまうことも。
そうなるとニキビが治るまでに時間がかかってしまいますし、出血したところが黒くなり目立つなど、とにかく面倒なことになるので注意してください。
もちろんコットンで肌をたたくのも禁止です。
そんなことをしても化粧水が浸透するわけでもありませんし、ニキビに刺激を与えるだけ。
コットンは使い方を間違えるとニキビにかなりのダメージを与えてしまうので、気を付けてください。
美容液の選び方
美容液は化粧水などよりも保湿成分や美白成分を豊富に含んでいるものを指します。
保湿に高い効果をもたらすヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの成分は化粧水に含みにくく、仮に含まれていたとしても量が少ないなど、これらの成分を肌に与えるうえで化粧水はあまり適しません。
それに対し美容液はある程度油分があるものが多いため、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドを含みやすい特長があります。
「開発メーカーの力は美容液を見ればわかる」と言えるぐらい、どのメーカーも美容液の開発に全力です。
そのため美容液には常に最新の技術が取り入れられ、より肌に浸透させる技術、消費者がより効果を感じられる有効成分の研究など、常に最先端の試みが行われています。
美容液はこのような企業努力の塊と言っても過言ではないぐらい化粧品なので、肌のレベルアップにきっと役に立つことでしょう。
このようにとても美容効果の高い美容液ですが、どれでもいいわけではありません。
大切なのは自分の肌に必要な美容成分を含んだ美容液を選ぶことです。
そのため、配合成分を確認することも重要になってきます。
保湿を目的として美容液を選ぶ場合は、極めて高い水分保持力を持つセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが配合された美容液を選ぶといいでしょう。
これらの成分をしっかりとることで、角層のバリア機能を鍛えることができます。
それにより肌の内側にある水分を逃がさない角層にすることができるので、肌の乾燥を軽減することが可能です。
美白目的として美容液を選ぶ場合はビタミンC誘導体やアルブチンを含む美容液を選ぶといいですね。
ビタミンC誘導体やアルブチンはメラニン色素に関係しているチロシナーゼという酸化酵素の働きを抑制する効果があります。
紫外線によるシミを作らないためにもこれらの成分を肌に与えることはとても大切なのです。
またビタミンC誘導体はニキビ予防・治療にも欠かせません。
毛穴の引き締めや皮脂の抑制、赤みの抑制やニキビ跡の改善など、使わないのがもったいないぐらいニキビに対する効能がたくさんあります。
ニキビをいち早く治すためにも積極的に使いたい有効成分ですね。
ニキビ肌の場合は配合されている成分とともに、美容液のテクスチャーも選定基準に加えなければなりません。
テクスチャーとは使用感や質感のことで、クリームタイプやジェルタイプ、水っぽい液体タイプなどが代表例となります。
美容液の効能をしっかり実感するなら、基本的に顔全体に塗るのが好ましいです。
しかし、オイリー肌の人が美容液をつけすぎるとニキビができやすくなる可能性があります。
クリーム状の美容液などは他のタイプよりも油分を比較的多く含んでいることが多いです。
そのため皮脂の分泌が盛んなTゾーンなどに美容液を塗りすぎてしまうと、皮脂がつまる原因に。
その結果、ニキビが発生する可能性があるのです。
とは言ってもあくまで塗りすぎた場合の話ですので、適度な範囲で美容液を使っていれば問題ありません。
美容液の量が少なすぎると効果が出にくいですが、美容液の量が多すぎるとかえって肌に悪栄養を及ぼすということを知っておいてください。
美容液の正しい使い方
美容液の選び方についてこれまで解説してきましたが、自分に合った美容液を選ぶのと同じくらい正しい方法で美容液を使うことも重要です。
美容液の使い方が間違っていると、美容液の美容効果を十分に得られないだけでなく、最悪の場合ニキビなどの肌トラブルを招く原因にもつながります。
そうならないためにも正しい美容液の使い方をマスターしましょう。
特にこのような美容器の使い方をしている人は要チェックです。
- 美容液がもったいないから少量しか使わない
- ニキビがある個所にだけたっぷり塗る
- 肌一面にとにかく塗りまくる
- 複数の美容液を使う場合、何も考えずに塗っている
適量の美容液を手のひらに取る
美容液は大抵容量が少なくたんさん使ってしまうと、すぐ無くなってしまいそうなので、使う量を少なくしがちです。
ですが、これでは美容液の効果を十分に発揮することができません。
美容液のみならず化粧水や洗顔料などの化粧品というものは、適切な量を使ってこそ効果が出るようになっています。
そのため少ない量でスキンケアをすると効果が出にくいだけでなく、最悪の場合効果が全くでないこともあるのです。
適量の美容液を使えば本来の結果が出たかもしれないのに、使う量を少なくしたことで効果が現れない結果に。
効果が表れなかったから、その美容液の使用をやめて次の美容液を探す……。
これってとてももったいないことだと思います。
このようなもったいない美容液の使い方をしないためにも、適量の美容液を使うようにしましょう。
どのくらいの量を使ったらいいか分からない場合は、美容液が入っていた箱や説明書をご覧ください。
また複数の美容液を使っている方はまずテクスチャーが軽いものから使いはじめましょう。
テクスチャーが軽いものというのは水っぽいものです。逆にテクスチャーが重いものはクリームタイプとなります。
クリームタイプの美容液を使ってからその後に水っぽい美容液を使うと、後者の美容液の浸透力が弱まってしまうのです。
順番としては水→クリーム。
油分が少ない美容液→油分が多い美容液。
以上のようになります。
決して叩かず優しく肌になじませる
適量の美容液を手に取ったら、次は肌になじませていきます。
このとき化粧水と同様に肌をたたいて浸透を良くしようとする人がいますが、無意味なのでやめてください。
それどころか、肌をたたくことで角層に傷がつき、乾燥をまねくことになりかねません。
美容液の効果を十分に得るには基本的に顔全体に塗っていきます。
美容液を肌になじませるときは両手で優しく押さえるように、とにかく刺激を与えないことが重要です。
乾燥しやすい頬などのUゾーンから塗っていくのが望ましいでしょう。
その後Tゾーンに塗っていき、こめかみや目元、小鼻など細かいところに塗っていきます。
美容液というとピンポイントケアの印象が強いためか、自分の気になる部分にだけ塗る方が多いようです。
成分にもよりますが、基本的に美容液というのは肌トラブルの予防として使うもの。
そのため特定の箇所だけ美容液塗っても、他の場所では肌トラブルを防ぐことができないので、できるだけ顔全体に使ったほうがいいでしょう。
顔全体に塗ると言っても、塗りすぎは厳禁です。
美容液をたっぷり塗れば、それだけ美容効果も高まると勘違いしている人もいますが、自分の肌に合った適量を超えて美容液を塗っても逆効果になるだけ。
特にニキビやテカリがちなTゾーンに美容液をたっぷり塗る行為は皮脂のつまりを誘発し、ニキビ発生の原因にもなります。
早くニキビを治したいために、美容液をたっぷり塗ってしまいたい気持ちもよく分かりますし、私自身そういった行為をしたことが過去にありました。
しかし、得られた効果はなく、むしろニキビがひどくなっただけ。
適量の美容液を使うことによってニキビなどの肌トラブルは改善に近づきますが、過剰に使いすぎるとマイナスにしかなりません。
程々が一番ということです。
Tゾーンなどのテカリがあまりにひどい場合は美容液の使用を控えるといった選択も考慮に入れておきましょう。
乳液の正しい選び方
これまで化粧水、美容液と2つのスキンケア商品の選び方や使い方について解説してきました。
残る一つは乳液になるのですが、乳液はニキビを治す上で必須のスキンケア商品ではありません。
乳液が必要な人というのは、化粧水や美容液を使用してもカサつくところがある人です。
化粧水や美容液を使用してもなお、多少のカサツキがある場合は美容液などの量を増やせば対処することができます。
ですが、それでも肌にカサつく箇所がある場合は乳液によるスキンケアも必要になってくるかもしれません。
もっとも化粧水や美容液を見直すだけで肌の乾燥が改善することもあるので、肌の調子を見ながらそれらのスキンケア商品を変えてみるのもいいでしょう。
乳液の必要性は年齢にも深く関係しています。
一般的に30代半ばぐらいまでは皮脂の分泌も正常に行われるのですが、40歳を過ぎたころから皮脂の分泌量が低下する傾向に。
さらに皮脂の分泌量の低下だけでなく、肌の水分量も低下するのでより一層、肌の乾燥が強まるわけです。
40歳近くでニキビが出来ている人の中には、ニキビの原因が乾燥の方も結構います。
ニキビにとって過度な油分は症状を悪化させる恐れがあるので控えたいものですが、歳を重ねることによる肌の乾燥には乳液などをスキンケアも必要になるでしょう。
いずれにしても、化粧水や美容液でも乾燥する場合は乳液などによるスキンケアは効果的です。
乳液と同様に油分を与えるスキンケアアイテムとしてクリームがあります。
乳液とクリームの違いは水分と油分のバランスです。
油分が多く、水分が少ないほうがクリームに分類され、乳液よりもこってりとしたテクスチャーになっています。
乳液と聞くとクリームよりも保湿効果があるような気がしますが、乳液の場合、水分が50%~80%、油分が10%~20%と意外と油分の量が少ないのです。
なので乾燥が気にある場合は乳液から使いはじめ、それでも不十分ならクリームを使うといった流れがいいでしょう。
先に書いた通り、乳液は意外と油分が少ないスキンケアです。
位置づけとしては、化粧水よりも油分が多いスキンケアアイテムといった感じでしょうか。
しかし、それでも化粧水よりも油分が多いことで、化粧水には含みにくい保湿成分”セラミド”を配合しやすかったりするので、乾燥対策には優れています。
以上のことからも乳液を選ぶ際はセラミドが配合されているものを選びましょう。
乳液ではなくクリームを使う場合は配合成分がシンプルなものを選びましょう。
というのも美容効果がある成分がたくさん配合されているクリームは値段が高くなりやすい傾向にあります。
それにスキンケアによる美容効果は美容液で事足りるので、クリームにまで美容効果を求める必要はあまりありません。
敏感肌用のクリームなどは余計なものをいれておらず、成分もシンプルなのでおすすめです。
価格帯で言えば3000円以下が妥当でしょう。
乳液とクリームの正しい使い方
乳液とクリームも化粧水と同様に使い方も非常に大切になります。
乳液とクリームを顔に塗るうえで間違えやすいポイントは以下の通りです。
- 乳液やクリームを肌にすり込むように塗る
- 全体的に塗る
- たっぷり塗る
乳液:適量を手のひらに取り、両手で優しくなじませる
乳液は顔全体に塗る必要はなく、乾燥しているところに塗るものなので、乳液をとりすぎないようにしましょう。
比較的乾燥しやすい目元や口ものに乳液を伸ばすときは優しく丁寧に。
皮脂の分泌が多いTゾーンはもちろん、すでに潤っている個所には乳液を塗ることを控えてください。
クリーム:乾燥している個所にだけ塗る
クリームは化粧水や乳液と比べて油分が多く含まれています。
そのためできるだけ関係のないところにはクリームが付かないようにしましょう。
美白効果やアンチエイジング効果が含まれるクリームを塗る場合は別ですが、基本的にニキビ本体に塗るのは避けたいところ。
ニキビの原因であるアクネ菌は油分を餌に繁殖するので、ニキビに過度な油分を与えるのはニキビの状態を悪化させる恐れがあります。
ニキビに美容成分を与えたいときは油分が少なめの美容液を使いましょう。
ビタミンC誘導体などがおすすめです。
何度も言うようですが、肌にクリームをなじませるときはとにかく刺激を与えないこと。
ピンポイントでクリームを塗るときは指で軽くトントンと叩くぐらいで充分です。
こすったり、すり込んだりする必要はありません。
化粧をしたらクレンジングを必ずする
主にメイクをする女性に関係があることですが、男性でもメイクをすることもあるので、男性には無関係とはいえないクレンジング。
女性なら当たり前のように行っている行為かもしれませんが、そもそもなぜクレンジングをする必要があるのかご存知ですか?
女性の方ならわかると思いますが、水で洗っても落ちないメイクを落とすためです。
正確には油性のメイクですが。
油分が少ないパウダーファンデーションやルースパウダーは、普通の洗顔料でも落とすことができるのでクレンジングは必要ありません。
ニキビができやすいオイリー肌の人はこれらのメイクアップ料でメイクを済ませたほうが良いのですが、油分が少ない分カバー力もあまり強くありません。
普段からニキビができやすいと、予想だにしないニキビが発生することがあるでしょう。
そういったニキビを隠すためにパウダーファンデーションやルールパウダーを使っても、十分に隠れないことがあります。
このときそのニキビを隠そうとカバー力が強く、油分が多いクリームタイプのファンデーションを使ったりする人が多いと思うのです。
油分が多いクリームタイプのファンデーションなどは出来るだけ使わないほうが良いのですが、ニキビを隠すために使ってしまう気持ちは分かります。
ニキビが目立っていることを分かっていて外に出るのと、化粧でニキビが目立たなくなっている状態で外に出るとでは気持ちがまったく変わりますよね。
特に人と話すときはこの気持ちの変化が顕著に表れますし、ニキビを隠していない状態だとおそらく人の目を見て話すのも億劫だと思います。
なので油分の多いクリームタイプのファンデーションを使うのは仕方のないことだと割り切りましょう。
ただし、肝心なのはここから。
肌に塗ったファンデーションはしっかりと落とさなければ、ニキビに多大な影響を与えてしまいます。
基本的にクリームタイプのようなメイクアップ料は油分が多く、水だけの洗顔ではあまり落ちません。
その十分にメイクが落ちていない状態で寝たりすると、寝ている間に毛穴に残っている油分を餌にしてアクネ菌が増殖するのです。
メイクを落とさず寝落ちした結果、朝起きると新しいニキビができていた経験がある人も多いのではないでしょうか?
そのニキビの発生にはアクネ菌の増殖が原因の一端を担っていたのです。
メイク残しによるニキビの発生や悪化を防ぐためにもクレンジングは確実に行わなければなりません。
当然、クレンジングも他のスキンケア同様にただやればいいというわけでもないのです。
自分に合ったクレンジング料の選択し、正しい方法でクレンジングをしてこそ、やる意味があります。
クレンジング料の選び方とクレンジングの正しい方法を学んで、ニキビなどの肌トラブルを防げるようになりましょう。
クレンジング料の選び方
クレンジング料には様々な種類があります。
オイルタイプやジェルタイプ、クリームタイプやミルクタイプ、シートタイプなど。
これらクレンジング料の違いは主にメイクオフ力の違いです。
クレンジング料は油性のメイクアップ料を肌から浮かして落とすための油分と水と油分を混ぜて流しやすくする界面活性剤が主な原料です。
これらに保湿成分だったり、美容成分だったりとクレンジングをスムーズに行うための成分が含まれていたりします。
クレンジング料をメイクオフ力が強い順に並べてみます。
シートタイプ→オイルタイプ→ジェルタイプ→クリームタイプ→ミルクタイプ
一番メイクオフ力が強いのがシートタイプで、一番メイクオフ力が弱いのがミルクタイプです(商品によってはこの限りではありません)。
メイクオフ力が強く、簡単に落とせるクレンジング料ほど界面活性剤が多く含まれています。
シートタイプに限っては油分でメイクを浮かせるという行程をはぶき、強力な界面活性剤のみでメイクを落としているのです。
シートタイプはただ拭くだけでメイクが落ちますが、その分肌に与える悪影響もはかりしれません。
肌がかなり丈夫な人がシートタイプを使っても、すぐに肌トラブルが起きるといったことはないかもしれませんね。
しかし、毎日使うことによって確実に肌にはダメージが蓄積されていきますし、40代、50代になったときに肌への悪影響が一気に来るかもしれません。
敏感肌や乾燥肌の人はシートタイプのクレンジングは控えたほうが無難でしょう。
オイルタイプやジェルタイプもシートタイプほどではないですが、界面活性剤が多い傾向があります。
これらのクレンジング料も簡単にメイクを落とすことができるので、人気のタイプですが、肌へのダメージは大きいです。
肌トラブルがなくて、肌質に恵まれている方がこれらのクレンジング料を使っても大した影響は出ないでしょう。
ただ界面活性剤が多くなるほど、肌の乾燥やかぶれ、色素沈着などの悪影響が出やすくなるので、ニキビができやすい肌質の人には選びにくいタイプです。
残るはクリームタイプやミルクタイプですが、これらはメイクオフ力よりも低刺激を優先しています。
ただ決してメイクオフ力がないというわけではありません。
商品によって価格も少し高くなりますが、オイルタイプにも負けないぐらいメイクオフ力があるものも中にはあります。
ただシートタイプやオイルタイプに慣れていた人がクリームタイプやミルクタイプのクレンジングを使うと以前のようなスッキリ感を得られないので満足できないかもしれません。
シートタイプやオイルタイプに洗浄力の面では負けてしまうかもしれませんが、肌にかかる負担は確実に少ないので、乾燥肌や敏感肌の方にはクリームタイプやミルクタイプのクレンジング料がおすすめです。
もしクリームタイプやミルクタイプのクレンジング料を使うなら、最初はクリームタイプが良いでしょう。
クリームタイプのクレンジング料をいくつか使ってみて問題がなければクリームタイプを使えばいいですし、肌への刺激を感じるならミルクタイプに変更すればいいですから。
刺激が少ないクリームタイプやミルクタイプと言えど、製造メーカーによっても差が結構あったりするので、いろいろ試してみることが大切です。
少し面倒かもしれませんが、化粧品は自分で試さないことには自分に合うかどうか確認することができませんから。
クレンジングの正しいやり方
クレンジングは使用するクレンジングタイプにかかわらず、肌に負担がかかる行為になります。
自分に合ったクレンジング料を選ぶことも大切ですが、クレンジングによる肌への負担を減らすこともとても大切なのです。
そのためには正しい方法でクレンジングを行わなければなりません。
クレンジングで注意すべき点は以下の通りです。
- 力加減
- クレンジング料の使用量
- 優先順位
- 水の温度
- 時間
以上の点に気を付けながらクレンジングの正しいやり方を見ていきましょう。
必要な分だけクレンジング料を手に取る
よくありがちなのが、クレンジング料を節約するために使用するクレンジング料の量を減らすこと。
価格が高いクレンジング料を使っている人ほどこの傾向が強いですね。
その気持ちは十分にわかるのですが、これは肌への刺激を強くすることにつながるので、絶対にやめましょう。
クレンジング料の使用量が少なければ、その分メイクが落ちにくく、手で肌をこすることになりやすいです。
使用するクレンジング料の量が少なければ、手が滑りにくくなります。
化粧水の量が少なければ、摩擦による刺激が増えるコットンと同じですね。
クレンジング料の使用量はメイクの濃さによっても異なりますが、大体の基準は使っているクレンジング料のパッケージや説明書に書いてあるので、そちらを見ましょう。
皮膚が丈夫で皮脂の分泌が多いTゾーンからクレンジングを始める
クレンジングをする際にUゾーンからクレンジングをはじめている人が意外と多いです。
クレンジングをする際は比較的皮膚が丈夫で皮脂が多いTゾーンから始めましょう。
なぜクレンジングをUゾーンから始めてはいけないかというと、UゾーンはTゾーンよりも乾燥しやすいからです。
先にUゾーンからクレンジングを始めてしまうと、クレンジング料が肌に乗っている時間が長くなります。
もともと乾燥しやすい場所なのにクレンジング料が乗っている時間が長くなればなるほど、肌の潤いが失われていく一方です。
もちろん、Tゾーンだからと言って、時間をかけすぎるのはやめてください。
基本的に皮膚が丈夫で皮脂が多いTゾーンでも、長い時間クレンジング料が乗っていれば肌にダメージが残ります。
なので素早くメイクアップ料にクレンジング料をなじませてください。
肌にクレンジング料をなじませるときは「とにかく優しく」を心がけましょう。
Uゾーンはとにかくソフトタッチ且つ短時間でクレンジング料をなじませる
先に書きましたが、Uゾーンは乾燥しやすく、敏感な場所です。
そんなUゾーンにクレンジング料を長時間乗せておくことは絶対に避けなければなりません。
力加減もTゾーンよりさらに優しく。
赤ちゃんの肌を触るぐらいの力加減でクレンジング料をなじませていきます。
Uゾーンのクレンジングが終了したら、つぎは目元や口元など顔のなかで最も皮膚が弱い部分のクレンジングです。
どんなスキンケアでも目元や口元は十分に注意しなければいけないのですが、クレンジングの時は特に気を付けなければなりません。
クレンジング料の影響で少しの刺激でも大きなダメージにつながります。
目元や口元にシワやシミを作らないためにも、細心の注意を払いましょう。
ぬるま湯で素早く流す
水で顔をゆすぐときのポイントは水の温度と時間です。
まず熱湯は厳禁。
水の温度が高いと肌の皮脂をとりすぎてしまうことになります。
ただでさえ、クレンジング料の使用によって肌が敏感且つ乾燥しやすい状態になっているのに、さらに皮脂を奪ってしまう熱いお湯で肌をすすぐのは自滅行為です。
かと言って、冷たい水ではせっかく浮かび上がった油分がとれませんから、顔をゆすぐときはぬるま湯以外ありえません。
ぬるま湯と言えど、多少の皮脂を落とすことには変わりないので、長時間の顔をゆすぐのはダメです。
多少汚れ落ちが気になっても、洗顔で落とせばいいですから、素早く顔をゆすぐことに集中しましょう。
ピーリングで余分な角質を除去する
ニキビの原因となる毛穴のつまりはホルモンバランスの乱れにより発生します。
また毎日のスキンケアで皮脂汚れや古い角質の除去がうまく行われていないことも毛穴がつまる原因の一つです。
古い角質などが適度に除去されないと、次第に肌の表面にある角層が分厚くなっていきます。
肌の角層が分厚くなっている状態で美白・保湿効果が優れた化粧水や美容液を使用しても浸透しにくいので、せっかくのスキンケアが無駄になってしまうのです。
毎日ニキビを治すためにしっかり洗顔し、化粧水や美容液などを塗って、人よりもスキンケアに時間とお金をかけているのに、その努力が無駄になるのはショックしかありません。
こんなに頑張っているんだったら、しっかり報われないとやっていけないですよね。
毎日のスキンケアの成果をしっかり出すためにも、古い角質を排除して毎日のスキンケアが生きる肌環境を作らなければなりません。
古い角質を排除し、角層を綺麗にするためにはピーリングが一番効果的です。
ピーリングと聞くと皮が剥がれたり、赤くなったりなど、刺激がとても強い印象を受けます。
しかし、ピーリングのなかには洗顔料やジェルを使って、刺激を抑えながらピーリングが行えるものがあるなど、自分一人でもできるスキンケアなのです。
ただ自分でピーリングをする際は商品選びがとても重要になります。
ピーリング商品の中には低刺激なものもあれば、刺激が強いものもあり、ピーリングに慣れていない状態でいきなり刺激が強いものを試したりすると、肌が荒れる可能性も。
また肌の質には個人差が大きくありますから、例え低刺激のピーリングだとしても肌に合わずに肌トラブルが発生する可能性もあります。
そう言った面からも刺激が軽いものから使っていき、色々なピーリング商品を使ってみながら、自分の肌が耐えられる限界ラインを知ることが重要になるでしょう。
こちらの洗顔料はAHA(フルーツ酸)と呼ばれるピーリング成分が配合されています。
さらにピーリングと同様に古い角質除去に効果的なパパイン酵素も配合。
これ一本で角質ケアとクレンジングが同時に行えるという素晴らしい洗顔料です。
この洗顔料自体が敏感肌用に作られており、肌の潤いを保ちながらスキンケアを行うことができます。
ピーリング・クレンジング用となっておりますが、肌への刺激はほとんどないため、ピーリングやクレンジングが初めての方でも使いやすいと思いますよ。
私自身この洗顔料を三カ月ほど使用したことがあるのですが、肌のざらつきが無くなるなど嬉しい成果が多々ありました。
一番うれしかったのはニキビ跡の色素沈着が薄くなったことです。
三カ月という期間だったので完全にニキビ跡が消えたわけではありませんが、使用前よりもニキビ跡が気にならなくなりましたね。
AHA(グリコール酸)が2.0%配合されているので、先に紹介したクレンジングリサーチ ウォッシュクレンジング bよりもピーリング効果が高い洗顔料です。
ピーリング石鹸のなかでは結構有名な商品で、皮膚科の先生が勧めることもあるほど、高い効果で知られています。
この洗顔料が人気なのはピーリング効果が高いからだけではありません。
ニキビができにくくなるティートゥリーオイルが配合されていることも大きく関係しています。
この洗顔料一つでニキビ予防とピーリング効果を得ることができるのです。
この洗顔料は私がニキビを治すために色々な洗顔料を購入していた時に使っていた洗顔料の一つでした。
ピーリング効果も高く、ニキビ予防効果があるので、そこまでひどくないニキビに悩んでいる人に一番お勧めできます。
私には頬ニキビが突然でき始めた友人がいました。
結構落ち込んでいる様子だったので、その友人にこの洗顔料を勧めたところ、その友人はこの洗顔料を使いはじめて4か月後にはニキビがほとんどない肌に。
しかもそれまでにできていたニキビ跡もかなり薄くなっていました。
ピーリング効果、ニキビ予防効果のどちらも兼ね備えた「サンソリット スキンピールバー ティートゥリー」はニキビの改善に一押しの洗顔料なのですが、一つ注意すべき点があります。
それは使用方法通りに使うと、肌質によってはすごく乾燥するということです。
サンソリット スキンピールバー ティートゥリーの使用方法には「泡をのせたまま、2~3分そのままにしてください」といった感じで、しばらく泡パックをするよう書かれています。
おそらくこれはピーリングによる作用を高めるためと思うのですが、乾燥肌の人がこれをやると恐らくかなり乾燥するでしょう。
ティートゥリーオイルには皮脂を除去する効果があるのですが、そのティートゥリーオイルとピーリング効果が一緒になっているので、かなり乾燥します。
オイリー肌だった私でさえ、毎日「サンソリット スキンピールバー ティートゥリー」を使うと乾燥してしまいました。
ただ使用方法にも洗顔後はしっかりと水分補給、つまり保湿をしてくださいと書かれています。
使用方法通り、保湿を怠ることなく洗顔をすれば、乾燥も軽減され、肌の状態もきっといい方向に向かうことでしょう。
これまでの洗顔タイプとは違い、オルビスのアクアピーリングジェルは名前の通り、ジェルタイプとなります。
使い方はとても簡単。ジェルを手に取り肌にくるくるなじませるだけです。
そうすると、消しゴムのカスのように余分な角質が取れていきます。
古い角質が取れたあとの肌はまるで陶器のような肌です。
この状態で化粧水や美容液などを使うと浸透力がアップします。
このようなピーリングジェルはゴマージュと言われていて、いろいろな商品がありますが、その中でもオルビスのアクアピーリングジェルは効果もしっかりあり、何より肌が痛みにくいのですごくおすすめです。
ピーリングジェル・ゴマージュの商品全般に言えることなのですが、やりすぎはNG。
ピーリングジェル・ゴマージュはあまり刺激が強くないとはいえ、「手でこする」という行為が必要になってきます。
個人差はありますが、毎日やっていると乾燥したり、赤みが出たりすることがあるので注意しましょう。
ピーリングジェル・ゴマージュ商品を使ったら分かると思うのですが、古い角質が消しゴムのカスのように取れていくので、ハマってしまうことがあります。
肌の汚れが消しカスのように目に見える状態で取れるのが原因ですね。
私もハマってしまった一人なのですが(笑)。
このような汚れ落としにハマってしまうタイプの人は、自分が思ったようにカスが出ないと何度も擦りつける傾向があります。
「頬はあんなに消しカスが出たのに、おでこは全然でないな(本当に消しカスが出るわけではありません)」
そう感じるとおでこだけに集中してピーリングジェルなどを使ってしまうのです。
いくらやっても出ないからやめて、鏡を見るとおでこが真っ赤に……。
消しカスのようにピーリングジェルが剥がれないところは無理にやったところで出るわけではないので、諦めるようにしましょう。
あとピーリングジェル・ゴマージュを使った後は必ず保湿をしてください。
ピーリングジェル・ゴマージュを使った後は肌がとても乾燥しやすい状態になっています。
それにせっかく古い角質を除去して化粧水や美容液が浸透しやすくなっているのに、そういったスキンケアをしないのは非常にもったいないです。
アイナソープ400はピーリング成分(グリコール酸)を4%配合したピーリング石鹸です。
サンソリット スキンピールバー ティートゥリーよりもピーリング効果が高く、ピーリング石鹸の中ではかなり有名ですね。
通常ピーリング効果が高くなればなるほど肌への刺激が強くなるのですが、アイナソープ400は敏感肌の方でも使用できる肌への刺激が少ないピーリング石鹸です。
私も実際に使ったことがあるのですが、ピーリング成分(グリコール酸)を4%配合しているにもかかわらず、肌への刺激がとても少ないように感じました。
ピーリング成分(グリコール酸)を4%以上配合している他のピーリング石鹸を使った事が何回かあるのですが、洗顔が終わった後に肌がピリピリ。
そのピーリングせっけんを使いはじめて4回目ぐらいにはあまりに乾燥してしまい、皮がむけてしまいましたね。
あんな痛い思いは二度としたくないと思うほど、痛かったです。
そんなピーリング石鹸の失敗がある私でも、アイナソープ400は何の問題も起きませんでした。
肌に泡を長時間置き続けたりしたら流石に少しは乾燥しますが、適切な範囲で使った限り、肌が極端に乾燥するといったこともなかったです。
ただやはりピーリング石鹸である以上、少なからず肌に負担はかかります。
特に肌に泡を長時間置いておく行為は避けたほうがいいですね。
使用方法にも「ニキビなどには泡パックするように少し時間かけて洗顔してください」と書かれていますが、いきなり泡パックをすることは避けたほうがいいでしょう。
と言うのも、ピーリング成分(グリコール酸)4%に自分の肌がどのくらい耐えられるか把握できていないからです。
その状態で泡パックなどをしてしまうと乾燥などを引き起こす可能性もありますし、極度な乾燥状態は皮脂分泌をさらに過剰にします。
なるべく早くニキビのない肌を手に入れたい気持ちは十分に分かりますが、泡パックなどは自分の肌の耐性をしっかり見極めてからやりましょう。
自分の肌がアイナソープ400の洗浄力にどのくらい耐えられるかどうか調べるためには、泡が肌の上に乗っている時間を少しずつ伸ばしていって肌の状態を確認するといいです。
最初は10秒でいいと思います。
2~3日間10秒でも問題なければ、10秒をプラスしていくという形がいいでしょう。
「10秒って短すぎじゃない?」と思われるかもしれません。
しかし、アイナソープ400は通常の洗顔料とは違い、ピーリング石鹸です。
古い角質の除去に効果があり、ターンオーバーの促進効果もあるなどメリットもありますが、その分普通の洗顔料よりも肌への負担を大きくなります。
これはあくまで私がアイナソープ400を実際に使ってみた経験から考えたやり方であり、すべての方に当てはまるとは思いません。
最初から1分間泡パックをしても何ら問題ない人もいるかもしれませんし、30秒間泡パックした結果、ピーリング特有のピリピリ感に苦しむ人もいるでしょう。
しかし、できるならあなたに後者のような体験をしてほしくないのです。
ピーリングによる肌への負担を軽減するためにも、このやり方のように自分の肌のことをしっかりと知ることが大切だと私は思います。
少し否定的な内容も多くなってしまいましたが、ピーリング成分(グリコール酸)が4%も配合されていて、ここまで肌への刺激が少ないピーリング石鹸はアイナソープ400の他にほとんどないので、とてもおすすめです。
枕や布団などの寝具を清潔にする
「朝起きたらニキビができていた」
「右側の頬だけにニキビができる」
あなたにはこのような経験がないでしょうか?
その悩みの原因はもしかしたら、枕や布団などの寝具が原因かもしれません。
ニキビと寝具。
あまり関係性がないように思えますが、実はかなり関係があります。
と言うのも、寝相によっても異なりますが、寝ているときに枕や寝具に顔をこすりつけていることが気付かないだけでかなりあるからです。
経験がある方もいるかと思いますが、朝起きたときにニキビから血が出ていたことはありませんか?
私はそのような経験が結構あって、特に頬やこめかみにできたニキビから血が出ていたことが多かったです。
血が出てしまうほど、顔を枕にこすりつけていたということなのですが、問題はそこだけではありません。
清潔にしていない枕や寝具にはダニが大量にいるということです。
私たち人間は寝ている間にコップ一杯分の汗をかいていると言われています。
中々自覚のない話ですし、室内の温度や季節によってもかく汗の量は変わってくるでしょう。
ですが、就寝中に汗をかいているということはその汗は枕や布団などに付着しているということです。
清潔にしていない枕や布団などの寝具には汗や頭皮のフケなどが日に日に溜まっていきます。
ダニは汗やフケなどの汚れが大好きで、それを餌にして大量に繁殖。
ひどい場合だと1㎡当たり10万匹もダニがいるそうです。
10万匹もいる枕や布団に顔をこすりつけ、ずっと触れていると思うとぞっとします。
実際にダニが原因でニキビが発生することも十分にあり得る話です。
ダニが原因でニキビを作らないためにも寝具を清潔な状態にしておくことが重要なのですが、毎日洗うのは大変です。
枕や布団などは洗ったら終わりではなく、乾かすために干さなければなりません。
しかし、大変だからと言って寝具を清潔な状態にする努力をしないのは、ニキビができる原因を放置することになります。
ニキビができる原因を少しでも減らすためにも、最低限の努力として一週間に一回は布団を外に干すようにしましょう。
例え布団を洗うことが出来なくても、外に干すことが出来れば、ダニの繁殖を抑制し、ダニを除去することができます。
時間がない場合、布団に関してはこのような対処でもいいのですが、まくらに関しては毎日洗ったほうがいいと私は思います。
普通の人ならそこまでする必要はないのですが、ニキビを治そうとしている人は別。
なぜならニキビ肌の人はニキビを治す上で美容液やクリームなどを睡眠前に肌に塗ることが多いからです。
ダニは美容液やクリームに含まれる油分も大好物。
それらを餌にして大量に繁殖します。
そう言った理由からも、枕は毎日洗いたいところ。
しかし、人それぞれライフスタイルは違いますし、どうしても時間を作れない人もいるでしょう。
また枕によっては洗えないものもあります。
毎日枕を洗うことが最善策なのですが、どうしても難しい人は枕カバーを枕につけてそれを毎日洗うところから始めましょう。
枕カバーを毎日洗うぐらいだったら、どうにか時間を作れそうですし、いつもの洗濯に追加するだけなので簡単です。
枕カバーがない人は購入してもいいですが、就寝時にタオルを枕にまいて寝るという方法もあります。
これならタオルを洗濯機に入れるだけなので簡単に洗えますね。
私自身、枕や寝具を洗いはじめてから就寝後にできるニキビの数が明らかに減りました。
なので「寝具を清潔な状態にしておくことはニキビ予防になる」と確信しているので、ニキビが治った今でも枕は毎日洗濯していますし、布団も1週間に一回は洗うか天日干しをしてます。
どれも地味な心掛けですが、この小さな行動の積み重ねがニキビに悩まない毎日を作っているといっても過言ではないので、あなたも是非寝具を綺麗にしてみてください。
寝具が綺麗になると寝つきもよくなるので一石二鳥ですよ。
ニキビを絶対に触らない・つぶさない
ニキビが出来てしまうとつい触ってしまいますよね。
「こんなに大きなのができてしまった」とか思いながら、何気なく触ってしまうこともあると思います。
しかし、ニキビを早く治すなら全体にニキビを触ってはいけません。
ましてやニキビをつぶすなんてもってのほかです。
ニキビを早く治したいならとにかく触らないことです。
ニキビは刺激が加わると赤く膿を持ったニキビになったり、しこりのような硬いニキビになったりします。
たとえあまり膨らんでいないニキビだとしても、触り続けることで肌のなかでこもったようなニキビに変化することもあるのです。
ニキビを潰してしまうと、ニキビ跡になりやすくなります。
正直ニキビよりもニキビ跡のほうが後々面倒なので、ニキビは潰さないほうが無難です。
ただ赤みがなく、膨らんでいない初期のニキビに関してはニキビの中をうまく押し出せれば、ニキビ跡があまり残らないときもあります。
ただこのニキビの中を上手く押し出すのはとても難しくて、専用の器具があるのですが、上手くいかず何回も触ってしまうとニキビが悪化したり、しこりのようになってしまうことも。
どうしてもニキビの中を押し出したいという時は皮膚科を受診してみましょう。
病院にもよりますが、ニキビの押し出しをやってくれるところもあるので、自分で失敗するよりは専門家に任せたほうが成功する確率は高くなります。
ニキビが出来ると気になって触ってしまいたくなる気持ちはよく分かります。
他の人に「{ニキビができてる}とか思われていないかな」とか考えてしまうんですよね。
でもニキビを触ってしまうと、治るのが確実に遠回りになってしまいます。
早く治すためにも、決して触らないようにしましょう。
頬杖も厳禁です。
適度に運動をする
あなたは何かしらの運動を毎日していますか?
運動はニキビを予防・治療するために欠かせないスキンケアの一つです。
運動がニキビの予防・治療に効果的なのは運動をすることで血行促進効果が得られるからです。
血行不良になると細胞が生きていくうえで必要な酸素と栄養が行き届きにくくなります。
それは肌に関しても同じことが言えて、健康的な肌には十分な酸素と栄養が必要なのです。
また肌の中をめぐっている毛細結果には酸素と栄養を運ぶ以外にも大切な役割があります。
それは老廃物の排せつです。
血行不良になり老廃物が溜まってしまうと、肌のくすみや乾燥の原因に。
美肌作りには食事や睡眠不足も大切ですが、血行を促進させる運動もとても大切なのです。
運動をする大切をこれまで解説してきましたが、ニキビを治したいと思いながらも、運動まで気が回らない方も多いのではないでしょうか。
私の個人的な意見ですが、ニキビに悩んでいる人はなかなか運動をしていません。
と言うよりも、運動をする気に中々なれないのです。
一番は「外に出たくない」ということが関係していると思います。
鼻や頬などのニキビが酷いと、とにかく外出する気が起きません。
なぜなら人に顔を見られたくないから。
私も実際に顔中がニキビだらけだったので、休日でも家に引きこもっていました。
仮に遊びに誘われてもニキビのことが気になってしまい、遊びに集中できないのです。
そういった経験が積み重なることで外の世界への興味がなくなります。
こんなことを書くと人間性を疑われてしまうかもしれませんね(笑)。
でもそれぐらいニキビができていたときは外に出るのがつらく、外に出ても全く楽しくありませんでした。
運動するために外出する気持ちなんてまったく無いわけです。
2番目は「汗をかくから」という理由が多い気がします。
ニキビ肌で汗をかくのは非常に憂鬱です。
顔はテカるし、触ったらべたべたするし、顔が痒くなるし……。とにかく最悪です。
それにニキビが酷いと大した理由もなく、「汗をかくことは肌に悪いこと」と勘違いしがち。
そう言った思い込みからも、運動をすることが億劫になってしまうのです。
そういった経験をしてきた私ですが、ニキビが治った今だからこそ言えることがあります。
それは「運動をすることはニキビを治すうえで重要」ということです。
運動をしないことは体に様々な悪影響があります。
腰痛や頭痛、肩こりや不眠症、代謝の低下、美容面に関しては肌のくすみやシワなどなど。
とにかく悪影響だらけで、これらの悪影響を未然に防ぐには運動をするしかありません。
運動と言うと、もしかしたら本格的なものを想像しているかもしれません。
ですが、運動と言っても15分、20分ぐらいのウォーキングでも全然いいのです。
短時間のウォーキングでもやる習慣を身につければ、血行促進効果も得られますし、多少疲れるので睡眠の質も上がります。
確かに短時間のウォーキングではすぐに結果が出るとは限りません。
しかし、少しでもいいのでウォーキングなどの運動をするようになれば、確実に体には何らかの良い変化が現れます。
ウォーキングが慣れてきたらより効果が高いジョギングを始めてみるのもいいでしょう。
ジョギングが続くようになったら、代謝アップでダイエット効果もある筋トレを始めてみるなど、どんどんステップアップすることができます。
そうすると美肌以外の面でも自分の姿が変わっていくので、ニキビがあっても前向きに努力するのが楽しくなっていくものです。
今まで全く運動をしていなかった人は15分のウォーキングでもいいので、簡単なことから少しずつ運動する習慣を身につけていきましょう。
ストレスをためない
人は何かしらのストレスを抱えながら毎日生きています。
本人が自覚しているストレスだけでなく、本人でさえ自覚していないストレスもあるでしょう。
ストレスを感じることでお腹が痛くなったり、頭が痛くなったりなど発生する症状も実に様々。
ストレスが溜まると肌荒れを起こす人もいます。
「ストレスはニキビによくない」
あなたも聞いたことがある言葉だと思いますが、そもそもなぜストレスは肌によくないと言われているのでしょうか。
実はストレスが溜まると体の中で活性酸素が発生します。
老化の原因の一つですね。
活性酸素が肌細胞を酸化してしまえば、老化現象が進行し、細胞本来の働きが弱まってしまいます。
そうなってしまうと、肌の新陳代謝などが落ち、古い角層が溜まり、毛穴のつまりが発生しやすくなる……。
鼻ニキビはストレスが溜まるとできやすいニキビと言われていますね。
ストレスはホルモンバランスにも影響を及ぼします。
ホルモンバランスの乱れはニキビができる原因の大元です。
また自律神経が乱れたりすることで眠れなくなることもあります。
睡眠不足もニキビの発生に直結。
このようにストレスと言うのはニキビの発生に大いに関係しているのです。
ストレスによって現れる体の不調と同様に、ストレスの内容も人ぞれぞれ。
人間関係や仕事、学校や家庭環境、ライフスタイルから金銭トラブル、健康や体形など、実に様々ですね。
このようにストレスは人それぞれ違い、ストレスの度合いも異なります。
しかし、ニキビに悩んでいる人のほとんどは「ニキビの存在」自体がストレスになっていることが多いのではないでしょうか。
このストレスはニキビの症状が酷くなればなるほど大きくなり、日常生活にも影響を及ぼします。
例えば「外出したくない」、「人と会いたくない」、「人としゃべりたくない」、「運動したくない」、「異性と話せない」、「相手が自分の顔についてどう思っているのか常に気になる」など。
挙げるときりがないですが、特に他人とのコミュニケーションにストレスを感じるようになります。
ニキビがない人には「気が弱い」なんて言われてしまいそうですが、ニキビが酷いとどうしてもこう思ってしまうものなんですよ。
私自身そうでしたし、何をするにもニキビがあることへの劣等感が付きまとうといいますか……。
とにかくネガティブになってしまうのです。
このニキビによるストレスを治す方法はたった一つ。
それはニキビを治すことです。
これしかこのストレスの悪循環から抜け出す方法はありません。
「ニキビを治すのは簡単じゃない」
それもそうなのですが、「悩んでいてもきりがない。ニキビが治ればすべて解決する」ぐらいの気持ちで毎日を過ごすようにしないと何も変らないまま。
結局のところ、ニキビを治す努力をするしかないということです。
そのための第一歩として、「他人は自分の肌なんてそこまで気にしていない」と思うことから始めます。
今まで抱いていたイメージとは逆ですし、本当のところは他人に色々思われているかもしれません。
しかし、もうそんなイメージは切り捨てて、「自分のニキビが原因でなにか迷惑をかけていますか?」ぐらいのメンタルをもち、毎日ニキビを治す努力をしたほうが絶対にマシです。
結果は中々でないかもしれませんし、ニキビが治るのに時間がかかることもあるでしょう。
ですが、ニキビを治す努力をするのとしないとでは、半年後、1年後の肌の状態は必ず違ってきます。
先の人生でニキビに振り回されない毎日を送るために、今このときから頑張ってみるのです。
努力と言っても難しいことではありません。
当記事の「鼻ニキビを根本的に治す方法」で書いてある方法を少しずつ試してみるのもいいです。
少し食習慣を変えてみるとか、睡眠不足にならないライフスタイルに変えてみるとか、洗顔料を変えてみるとか、少しずつで問題ありません。
もし人目があまり気にならないなら、皮膚科を受診してみるのも大きな前進です。
気が進まないなら無理に行く必要はありませんが、病院の先生は専門家ですから、ニキビをからかったりするようなことはしません。
そんなことをする先生に当たってしまったら、別の皮膚科に変えればいいだけですから。
とにかくニキビを治すことに集中して、周りのことを気にしないこと。
ニキビを治すことに集中していれば、毎日の小さな積み重ねが自分の肌を着実に変えていることを実感しますから。
ニキビは予防が一番大切
これまでニキビを根本的に治す方法について書いてきました。
実際にニキビに悩んできた私の実体験から書いた内容がかなり多く、読みにくいかもしれません。
ただここまで真剣に書いたのには訳があります。
それはニキビは対策で一番大切なのはニキビ予防ということを伝えたかったからです。
ほとんどの方にとってニキビと言うと、肌の上に現れて時点で突然発生したかのように思えます。
実はそうではなく、ニキビというのは肌の表面ではなく肌の内側部分で、様々な段階を踏んで現れるものなのです。
つまり肌の表面上に現れるのはあくまで最終段階というだけであり、その最終段階に至るまでにニキビを予防することができなかった”結果”というわけ。
この肌の表面ではなく内側部分で起こっているニキビ発生のプロセスを発生させない、止めることが「ニキビ予防」に当たります。
「ニキビ予防」をやらないことにはいつまで経っても、肌の表面からニキビが消えることはありません。
それにニキビはできてからよりも、治ってからのほうが大変です。
ニキビの炎症というのは、正しいスキンケアをして時間が経てば、ある程度おさまります。
ただ炎症がおさまる過程でニキビ跡が発生し、このニキビ跡を治すのはとても時間がかかるので、ニキビがなかったころの素肌に戻るにはとても長い時間がかかってしまうわけです。
ニキビを治すためにはまず出来ているニキビを治すことよりも、新しいニキビを作らないことが欠かせません。
新しいニキビを作らない”ニキビ予防”がうまくいけば、既にできているニキビも治っていきますので、ニキビ予防に力を注ぐようにしましょう。
ニキビを治して自信が持てる自分へ
これまで鼻ニキビの原因から予防・治し方まで一通り解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
どの方法も実際にニキビに悩んでいた私が実践した方法で、自分なりの結果が出たものです。
当記事で紹介した情報や方法がニキビに悩む全ての人に当てはまるとは思っていません。
1人1人肌の質や体質も違いますし、毎日の食生活や睡眠の程度も違えば、仕事や家庭環境など、どれも違います。
そういった要因を踏まえても、私が行ってきた方法を実践し、結果を出すことは誰にでも当てはまることではないのです。。
ただ1つ確信しているのは、私が当記事で紹介したきた方法や情報を取り入れて何かしらの行動として実践すれば、ニキビが改善する人も中にはいるということ。
私が8年以上悩んだニキビを治してから、ニキビに苦しんでいる人にアドバイスをする機会が結構あるのですが、ニキビに悩んでいるほとんどの人に自分が試してきたニキビ予防の方法は通用しました。
ニキビに悩んでいた毎日から解放されると、毎日が本当に変わります。
- 他人からニキビについていじられない自分
- 自分の肌に自信がある自分
- 人とのコミュニケーションを積極的に行えるようになった自分
- 自分をさらに高めようとする努力できる自分
なにより自分自身に自信がついたことが一番大きかったです。
今まで何をするにもポジティブになれなかったですからね。
あなたにも私のようにニキビを治して自分に自信が持てるようになっていただきたいと思い、この記事を書き上げた次第です。
当記事ではニキビを根本的に治す方法をいくつか紹介してきました。
もしかしたら今の時点で、あまりの数の多さに実践することが面倒に感じてしまったかもしれません。
しかし、最初から完璧にこなす必要はないのです。
自分ができることから少しずつ始めていけば問題ありません。
そもそもニキビは1日や2日でどうにかなるものでないですしね。
こんなことを言うと最初からあきらめてしまいがちですが、大切なのは継続すること。
どんなに小さなことでも毎日確実に続けていけば、何かしらの結果が必ず出ます。
一週間の内でできるニキビの数が少しでも減れば、毎日もっと頑張れる気がしませんか?
こういった小さな結果の積み重ねがニキビのない肌に近づく大きな一歩となるのです。
何か分からないことなどがございましたら、お気軽にコメントを利用してください。
本業が忙しく、なかなか返信を返すことができないかもしれませんが、出来る限り答えたいと思います。