
急にできる唇の下のニキビ。突然できて、赤くなりやすいし、しかも治りにくいので、このニキビができるとかなり気持ちが落ち込むと思います。
しゃべると痛いし、唇が腫れるし、極めて最悪です。唇の下にできるニキビを早く治すためには、原因とその対処法をしっかり把握することが大切です。
唇の下にニキビができる原因
度のニキビにも言えることなのですが、基本的にニキビができる原因は下記の3つが関係していると言われております。
- 皮脂の過剰分泌
- 毛穴のつまり
- アクネ菌の増殖
特に唇の下にできるニキビは、「皮脂の過剰分泌」と「毛穴のつまり」が大きく関係しています。なぜなら口元は皮膚が薄く、乾燥しやすいからです。
乾燥しやすいと皮脂の分泌は少ないように思えるのですが、実は逆で、肌は乾燥している状態になると、肌に潤いを与えようとして、皮脂をより多く分泌しようとします。その結果、皮脂が過剰分泌される状態になってしまうのです。
さらに、肌が乾燥した状態というのは、健常な肌を保つために欠かせないターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)の周期が遅れると言われており、このターンオーバーの周期が遅れることによって、古い角質がたまりやすくなります。その結果、毛穴も詰まりやすくなるというわけです。
このように肌は乾燥することによってニキビができやすい状態になるので、顔の中でも特に乾燥しやすい唇の下や顎は、乾燥によるニキビができやすいということですね。
唇の下にニキビができると「痛い」と感じるのは皆一緒!?
「唇の下にニキビができると痛みを感じるのですが、私だけですか?」
このような質問を頂いたことがあるのですが、私もニキビに悩んでいるとき、唇の下や顎にニキビができて「痛い」と常に感じておりました(笑)
SNSでも、唇の下にニキビができて、「痛い」と感じている方は多数いらっしゃるようです。
唇の下のニキビが1番タチ悪いって
口開けるだけで痛いもんwww— 김坊やはセリヌンティウスとチング (@tt____kii__) July 23, 2021
唇下にできた久々のニキビがクソ痛い
— あーこ. (@tspp_p7ry) July 23, 2021
唇の下に白ニキビができた、喋るだけで痛い
— 限界ぱむチャン🐹aoco (@pamu_aoco) July 16, 2021
唇の下にできるニキビや顎ニキビはいろいろな刺激を受けやすいので、悪化しやすいニキビの一つです。
色々な刺激とは、口元を無意識に触ってしまったり、頬杖をついたり、マスクをつけたりなどです。男性の場合は髭剃りなどもニキビに悪影響を与える刺激に含まれます。
痛みを持つニキビにならないようにするためには、ニキビに刺激を与えてしまう要因を排除することが大切です。
唇の下にニキビには意味やジンクスがある!?
唇の下にできるニキビや顎ニキビのジンクスがあると言われており、想われニキビと言われています。
あなたことを好きな人がいるかもってことです。
このようなスピリチュアル的な理由があると、ニキビも前向きに捉えることができそうですが、ニキビのジンクスには科学的根拠はないとされていますので、鵜呑みにしないほうが良いかもです。
唇の下のニキビの治し方
朝起きて、唇の下に突然できるニキビを早く治したいと思うのは、当然のことでしょう。ただニキビというのは、1日で治すのは基本的に難しいものです。
とは言っても、「翌日に人と会う」「写真撮影がある」など、ニキビをすぐに治さなければならない状況があります。そんなときに役に立つ唇の下にできたニキビをできるだけ早く治す方法をご紹介します。
皮膚科で面ぽう圧出を受ける
面ぽう圧出(めんぽうあっしゅつ)というのは、ニキビの表面に小さな穴をあけて、面皰圧出器(アクネプッシャー)という道具を使って、ニキビの内容物(皮脂や汚れ)を排出する治療のことです。この治療法は主に白ニキビに対して行われます。赤みが少なく、ニキビの中に膿のようなものがたまっている状態のニキビですね。
この面ぽう圧出を行ってニキビを治療すると、比較的早期治療が期待できます。
「面ぽう圧出を行うとニキビ跡にならないの?」
確かにやっていることは”ニキビを潰しているだけ”のように思えますが、皮膚科の先生が行う面ぽう圧出はニキビ以外の周辺組織にダメージを与えないように、専用の道具を用いて、ニキビの内容物を排出するので、ニキビ跡になるリスクはかなり低いです。
私たちが自分でニキビをつぶしたりして、ニキビ跡になりやすいのは、ニキビから内容物を無理やり押し出し、ニキビの周辺組織にもダメージを与えてしまう間違ったやり方をしているからなのです。爪でニキビの中身を押し出したりするやり方は一番やってはいけないやり方です。
唇の下のニキビの早期治療を望むなら、皮膚科で治療を受けましょう。
市販のニキビ治療薬を使う
「皮膚科を受診する時間がない」「皮膚科に行くのが恥ずかしい」などの理由で、皮膚科に行くのが嫌な方も多いと思います。ニキビができると外に出るのが億劫になるので、病院にさえ行きたくなるのはよくあることです。私自身もそうでしたから、気持ちは本当にわかります。
そういった場合は、薬局やネット通販(Amazonや楽天)などで購入することができるニキビ治療薬を使うのもいいでしょう。
おすすめのニキビ治療薬をご紹介します。

唇の下にできるニキビを根本的に治す方法
先ほどご紹介した「皮膚科で面ぽう圧出を受ける」「市販のニキビ治療薬を使う」はあくまでできるだけ即効で唇の下や顎にできたニキビを治す方法でした。そのためニキビを根本的に治す方法ではありません。
ニキビが基本的にできない人にとっては、このような方法でも十分かもしれませんが、常にニキビに悩んでいて、根本的にニキビを治したい場合は、毎日のスキンケアから食生活まで見直す必要があります。
難しそうに聞こえますが、長年ニキビに悩んできて、色々な方法を試しながら、やっと人目を気にせずに外に歩けるようになり、「肌すごくきれいだね」と言われるようになった私からすると、少し大変かもしれませんが、ニキビを治すためには、スキンケア、食生活、睡眠、ホルモンバランスなどを一つ一つ見直していくことが重要だと確信しております。
ニキビの辛いところは、”ニキビができなくなり、肌がきれいになる”というゴールが見えないところです。ゴールが見えないから、毎日頑張ってもつらい。進展がなく、むしろ悪化するから、何事にもやる気が出ない。やる気が出ないから、頑張る気が起きない。このような悪循環から抜け出せないのが何より辛いですよね。
決して小手先のやり方では治せないニキビだからこそ、少し大変ですが、一つ一つ時間をかけて見直していくことが大切だと私は思います。
顎ニキビを根本的に治すうえで私が実践してきた方法を以下の記事にまとめておりますので、ぜひご覧いただければと思います。